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あなたと読む恋の歌百首 (文春文庫 た 31-5)

あなたと読む恋の歌百首 (文春文庫 た 31-5)

あなたと読む恋の歌百首 (文春文庫 た 31-5)

作家
俵万智
出版社
文藝春秋
発売日
2005-12-06
ISBN
9784167548056
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あなたと読む恋の歌百首 (文春文庫 た 31-5) / 感想・レビュー

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ミカママ

俵さんご自身の歌なのかと思っていたが、その世界では著名な方が作った恋の歌百種…に俵さんが解説を入れていく、という形の歌集。女性の作った歌が好き。恋愛真っ只中に詠まれた歌、恋愛が終わってから詠まれた歌、それぞれにせつなさが伝わる。わたしの好きだった歌は…著作権もあるだろうし、なにより気持ちがダダ漏れになるだろうから(笑)紹介するのは控えておく。

2022/08/18

ヴェネツィア

主として現代の歌人たちの歌から選ばれた、恋の歌百人一首+1首(選者自身の歌)。歌の巧者、鑑賞の巧者、そして恋の巧者、俵万智さんの軽快にして、なかなかに本質をついた解説も楽しい。また、初めて見る歌や、これまで注目してこなかった歌人の歌などもあって、拡がりも得られた。

2012/04/23

❁かな❁

とっても素敵な恋の歌ばかりでした♡俵万智さんが百人の歌人がうたった恋の歌をご紹介して下さり、俵さん流の解釈をして下さってます!与謝野晶子さん等、昔の歌人から穂村弘さんまで掲載されていて幅が広いです!俵さんの解説でより、それぞれの短歌の良さが深まり素敵に感じます★お気に入りをいくつかご紹介♪『観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生』『君がふと冷たくないかと取りてより絡ませやすき指と指なり』『指からめあふとき風の谿は見ゆ ひざの力をぬいてごらんよ』『朝の階のぼるとっさに抱かれき桃の缶詰かかえたるまま』

2014/11/16

しいたけ

俵万智が選んだ百通りの恋。寝しなに一首、寝惚けまなこで一首、湯が沸くまでの一首、電車が来るまでの一首と、暮らしの隙間にそっと人様の恋に触れてまいりました。雷に打たれるように圧倒される恋、しみじみと共感する恋、肩をだいて慰めたくなる恋、息をのむ男の純情、街中の情景、広がる自然に放り込んでくれる歌。31文字が与えてくれる悠久の旅路。読み終えた気がしません。ずっと側に置きたいと思います。野田秀樹のあとがきが素晴らしい。「リハビリは終わった。歌を捨てて恋をしよう。」

2016/04/03

お昼寝猫

近代から現代にかけての「恋の歌」100首。単なる短歌の解説ではなく俵万智さんがエッセイ風に想いを綴っていく。ストレートに解説されるより短歌を深く感じられるように思う。全部の歌が好きだが特にお気に入りを一首だけあげておく。『一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております』山崎方代

2024/01/04

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