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誰か―Somebody (文春文庫)

誰か―Somebody (文春文庫)

誰か―Somebody (文春文庫)

作家
宮部みゆき
出版社
文藝春秋
発売日
2007-12-06
ISBN
9784167549060
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誰か―Somebody (文春文庫) / 感想・レビュー

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抹茶モナカ

ハードボイルド小説になるのかな。特段、大きな事件が起きる訳ではないけれど、人間の業について、書いている小説。兄弟にはではないけれど、昔、婚約者を寝取られた事が、僕にもある。僕は黙認したり、辛抱したり出来ず、婚約者を殴ってしまった。でも、そんな婚約者を寝取られるような事って、ミステリー小説の中では、陳腐な出来事で、よくある事なのかな、と思った。婚約というのも危うい制度だ。

2013/07/13

とも

初めの内は淡々と物語が進められていき、物語を紡ぎなぞるだけの展開。だもんでこの先物語がどう展開していくのかも読めず…ヤキモキしながら中盤まで読み進めるも物語は大きく展開せず…ん?こりゃ外れだったかな?と思い始めたが、そこは流石宮部さん。いつの間にか物語の展開は緩やかに速度を上げ、知らん内に引き込まれてた。 奇異を衒う、驚く様な伏線の回収は無いけど、引かれた伏線は丁寧に回収され、満足のいく1冊でした。 おいおい、梨子。

2018/01/08

再び読書

素人探偵のパターンよろしく、不器用に真面目に調査を進めていくうちに、事件?が解決?される。「名も無き毒」の前作と言うことで、先にこちらを読んでから読むことにしました。一人の運転手の過去を二人の姉妹からの依頼で、調査し何があったのかを探っていく。特に面白かったという強い印象は無いが、淡々と物語りは進行していくのはやはりうまいと感じます。「車屋」から物語を創作していく課程は、想像できない創作者たる作者の資質を感じます。次作に進みます。この話にも毒が既に見えてきます。

2013/09/02

kaizen@名古屋de朝活読書会

主人公は社内報の編集者。事故でなくなった運転手。二人の娘が犯人捜しのために本を出すという。途中でなくなった人の過去の犯罪の影がただよう。推理小説としてはできがよい。副題がいくつか。美空ひばりの「車屋さん」の歌が出てくる。「小さなスプーン」という物語が読み聞かせとして出てくる。道具立てが細かい。解説:杉江松恋

2013/05/21

どんちん

ハードボイルドの定義はいろいろがるが、ハードボイルドサスペンスである(解説)。確かに定義はむずかしいが、まぁそうかなといえばそんな感じだ。ともかく、読後感は、宮部手腕発揮という評価に偽りなしと納得できる。それより杉村はキョン(@涼宮ハルヒ キョンファンごめんなさ!)? 杉村とキャラはかぶらないのであるが、話のトーンや例え方が、”なぜなら””なんとなく”似ているw 話の展開が読めず、ただただ語り手キョン(杉村)の家族には何事もおきない事を祈っていたw それにしてもお金持ちってすごいですね。。。

2013/10/09

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