子供より古書が大事と思いたい (文春文庫 か 15-3)
子供より古書が大事と思いたい (文春文庫 か 15-3) / 感想・レビュー
ふろんた
『馬車が買いたい』の鹿島さんの本ということで手に取った。フランス滞在中は家族を連れて観光のはずが古書店巡り、借金してまで、オークションで競り落としてまでもの古書蒐集。タイトルはネタかと思ったが、その通りの内容だった。さすがにここまでやるのはすごいぞ。
2014/01/12
たくのみ
古書に魅入られ「ビブリオマーヌ」として行きたいと思った鹿島先生の古書めぐりのエッセイ。装丁本と仮綴本で全く違うパリの古書の世界。古本店(リヴェリ・ドカジオン)と古書店(リヴェリ・アンシェンヌ)。革装本のブキミな匂いと、古書店のランク分け。月4千フラン(約8万)で、古書店主になり損ねた話。発展と進化の末絶滅した、恐竜のような魅力的なアールデコの挿絵本。カラーならもっといいのに。
2016/07/05
チェアー
ああ、ここにも古本で人生を狂わせた人が…。カネのことは考えず(考えるのだけど後回しで)欲しい本が見つかれば、なんとか手に入れたいと考える。手に入れれば目的の9割は達したので読まなくてもいい…。こういう人間を書痴というのだなあ。わたしはそうならないだろう…ならないよう…ならな…なら
2020/05/27
MoetC
再読。挿絵画家について手がかりがほしくて。 しかしこの本は親父萌えを公言してやまない女性に勧めたい。無邪気で向こう見ずで気障な趣味の不良教授なんて君、ツボでしょう。
2010/06/17
待つ子
あー面白かった。私はコレクターとは言えない人間だけど、価値の高い本は見つかり、世間的にはどうでもいい(が、自分には必要)な本はなかなか出てこないのは真理。膝を叩く思いです。
2009/05/24
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