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セーラー服とエッフェル塔 (文春文庫)

セーラー服とエッフェル塔 (文春文庫)

セーラー服とエッフェル塔 (文春文庫)

作家
鹿島茂
出版社
文藝春秋
発売日
2004-05
ISBN
9784167590031
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セーラー服とエッフェル塔 (文春文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

いきなり「亀甲縛り」で始まるなど、特異な話題が多いか。鹿島氏は西欧の皮のボンデイジを鞭と馬の関係と分析し(これは納得)、日本の縄のルーツは米俵を荒縄で縛るところにあるというのだが。これでは彼の言う「下部構造」の域を出ていないではないか。私見では、亀甲縛りのルーツは江戸期の罪人を縛ったところにあると思う。なお、日本では苦痛よりも羞恥に重きを置いたのは、お説の通りだろう。江戸期の最高刑も「市中引き回しの上、獄門」であったのだから。なお「自分はいたってノーマルな人間」と認識するところに鹿島氏の限界がありそうだ。

2015/01/03

とし

セーラー服とエッフェル塔。鹿島茂さん初読み、表題と中身のギャップに吃驚しました。

2014/07/05

ケイ

SMの縛り方に始まり、トイレやビデ、便の話、性器についてなど下世話な話題が多いが、才気溢れる方が豊富な知識と理論とともに語るので、ほほーっと肯きながら読んでしまう。「ビデを避妊具と日本人が勘違いした一因」「欧州で音読から黙読になると、異端とポルノが発生した」「フランス語の嘘mensongeは夢songeを含む。嘘もエスプリがきいていればいい」「便所という言葉が宮廷からはなくなったが、その事象や事物は消滅しない。ベルサイユ宮殿は悪臭漂う便所だった」一番興味深かったのは「牛肉食いVSカエル食い」

2014/03/12

メタボン

☆☆☆★ フランス文化の知的で痴的な側面に触れられる、なかなか興味深いエッセイ。筆者も述べているが仮説を立て想像をめぐらす行為は面白い。亀甲縛りのルーツとは。童話でセミとキリギリスが逆になっているのは。他人の糞がなぜ臭いか。エッフェル塔の売り出し詐欺。目下の物の前でうんこする貴族と、うんこまみれの宮殿。ナポレオンの片手差し込みポーズ。ミスを頑なに認めないフランス人。セーラー服の由縁。グサッと刺さる宗教的絵画の聖性。パリの焼き鳥事情。

2017/12/27

♪mi★ki♪

以前この方が書いたフランス文学案内を読んで非常に面白かったので買ってみた本。下ネタから食や芸術、国民性など真面目な話迄。同じフランス文学者でも澁澤龍彦は変態鬼畜臭がするが、鹿島先生は好奇心が強いだけで至極真っ当。疑問を持つと色々調べて仮説立てて薀蓄。「愛とはおっぱいである」とか書いても気持ち悪い助平なオッサンって感じはなく嫌味もないし下品な感じがしない。私は小説の性描写が嫌いなんだが、こういう明るい笑えるネタエッセイなら全然OK。女子大でフランス文学教えてるこの先生の授業を聴いてみたいものだわ。ああワロタ

2016/10/21

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