読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

新装版 「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫)

新装版 「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫)

新装版 「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫)

作家
鹿島茂
出版社
文藝春秋
発売日
2012-11-09
ISBN
9784167590062
amazonで購入する Kindle版を購入する

新装版 「レ・ミゼラブル」百六景 (文春文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

まこみん

今年の帝劇で観る前に、きちんと原作の知識が欲しいと思っていたところ、ぴったりな文庫本に出合った。当時の木版画挿絵が230枚掲載されて、その時代背景やユゴー自身の思想の変遷も分かりやすく書かれ、すっかりレミゼ通になった気分に。フランス革命からの目まぐるしい時代変遷も再認識出来た。ジャン・ヴァルジャンの生涯を通しての罪の意識と追われる立場、ミリエル司教から受けた慈愛の精神。ジャベールの自身崩壊の経緯。当時のパリの庶民生活、弱者への不寛容。1832年6月の民衆蜂起の場面ではバリケードの解説。民衆の歌、熱い思い。

2019/01/02

zero1

革命に愛、人間の狡さと死。すべてがここにある!誰もが知っているが、仏文学者を含めて読んだ人は意外に少ない。ミュージカルだけの人は作品の魅力を一部しか知らない。たとえばエポニーヌはガブローシュの姉。つまりテナルディエ夫妻の息子。パンを盗み脱獄を繰り返したことで19年牢獄にいたバルジャンは司教と出会い生まれ変わる。本書は多くの挿絵でこの壮大なドラマを紹介しながら解説。我々は犯罪者を排除するだけでいいのか。1862年に出たものの、底辺にあるテーマは今も問われ続けている。著者は古本でも知られる明大教授の鹿島茂。

2019/02/10

i-miya

2013.12.07(12/07)(つづき)鹿島茂著。 12/06 (p042) 第6景、ジャン・ヴァルジャンの過去。 報復刑罰主義。 第11景、学生と女工。 パリの女工、ファンチーヌのエピソード。  1815.06、ワーテルローの敗戦、ナポレオンの百日天下、終了。 ルイ18世の第二次王政復古、始まる。 軍歴の代わりに、学歴が重んじられる時代。 学生の町、カルチエ・ラタンは学生があふれる。 グリゼットと呼ばれる女工たちと遊ぶ。 フェリックス・トロミエスもそんな学生の一人。 

2013/12/07

アクビちゃん

【図書館】帝国劇場へ観に行く前に♪原作を読んで面白かった記憶は、あるけれども、意外と忘れてました(^.^; 時代背景の解説が分かりやすく、これは読んで良かった❣ 文中に「このように、ユゴーの小説は、ストーリー展開はわざとらしくても、文学類型の創造という点で他の追随を許さぬオリジナリティーを発揮し、不朽の生命をたもち続けている。ユゴーの場合、作品は読まれなくなっても、人物は生き延びるのである。」とあり、思わず笑ってしまった。確かに!だから、ミュージカル向きなのかもしれませんね。

2019/05/09

Book & Travel

19世紀後半に書かれたというユーグ版『レ・ミゼラブル』の挿絵から230葉を取り上げ、ストーリーに沿って内容の要点とその背景にある当時のフランス社会について、仏文学者の著者が解説してくれる。抄訳版で読んだので、もう少し理解を深めたいというところがあって読んでみたが、わかりやすくてとても良かった。ユゴーがこの作品に込めた無償の愛と社会の悲惨さというテーマのうち、特に後者の部分についての理解が補完され、作品への思い入れも深くなるようだ。他の長編名作でもこういう本があるとより楽しめるだろうな。

2018/11/09

感想・レビューをもっと見る