KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

心をあやつる男たち (文春文庫 ふ 17-1)

心をあやつる男たち (文春文庫 ふ 17-1)

心をあやつる男たち (文春文庫 ふ 17-1)

作家
福本博文
出版社
文藝春秋
発売日
1999-06-01
ISBN
9784167626013
amazonで購入する

心をあやつる男たち (文春文庫 ふ 17-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

きんぎょっち

まさに「24時間戦えますか」のニッポンのビジネスマンを製造するための研修。当時、自己啓発セミナーが大流行だった。実際は単なる洗脳なのだが。こんなのが企業ぐるみで行われていたなんてオソロシイ時代だ…と読了して思っていたら、現在でもやっているとNEWSで知って驚いた。ゼリア新薬の「意識行動改革研修」だ。新人を4か月も合宿所に拘束して罵倒したりする研修って人権的に問題があるのではないか。研修中に異常行動を起こして帰宅させられた直後に自死された方が、本当に気の毒。社畜がほしい企業体質って変わらないのだなと思った。

2017/08/08

むっちょむ

人の良心はあってもそれをなりわいとすると、結局洗脳すら金儲けの道具になるのか。。。

2017/01/31

kiico

宮部みゆきの「ペテロの葬列」をきっかけに読んでみた。現代では考えられないようなことが当時は大企業が推進していたという信じられないような事実。今でもセミナーやネズミ講がはびこる世の中、これを読んで内情を知り目を覚ましてほしい。

2016/04/21

leapyear

STという手法の自己啓発セミナーの話。掘田という男が行っているのは、 「連合赤軍リンチ事件」の森恒夫の事が思いついた。総括(そうかつ)と称して各人に政治的な反省を迫る。暴力を総括を助ける行為として「総括援助」と名付け、正当化した。人間を思想で縛ると必ず暴力による反省が出てきてしまう事が分かった。杓子定規で人間は測れない。

2012/03/24

感想・レビューをもっと見る