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川上弘美書評集 大好きな本 (文春文庫)

川上弘美書評集 大好きな本 (文春文庫)

川上弘美書評集 大好きな本 (文春文庫)

作家
川上弘美
出版社
文藝春秋
発売日
2010-09-03
ISBN
9784167631079
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川上弘美書評集 大好きな本 (文春文庫) / 感想・レビュー

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ナカダマサトウ

川上弘美という「スタイル」をある程度把握していれば、書評のみから本のエッセンスを読み取れて得なんじゃないかと短絡的に思って手を出したら結構面白かった──「大好きな本」とあるように「これ書評?」とする向きもあるだろうが、どう読みどう感じるかに関しては曰く言い難い感覚を覚える(テンポとか間の開け方とかひらく漢字の箇所とか)──ただ田辺聖子はちょっとなあ……久世もとっつきにくい。あと本編とは関係ないけど、豊崎解説で「ガタスタ屋」がウルフの「ガター&スタンプ」からきているのを今更に知った。月日が経つと新鮮味、、、

2017/01/24

じいじ@只今、リハビリ中

 三度読み返した私の大好きな本『センセイの鞄』の著者・川上弘美が推薦する144冊の本〈書評集〉です。谷崎潤一郎、村上春樹、内田百閒、角田光代から翻訳モノ、SF、詩集、そしてマンガまで…、川上さんの読書の懐の広さを感じます。筒井康隆『わたしのグランパ』、黒井千次『日の砦』、山田詠美『風味絶佳』などは、川上さんのお薦めを信じて読んだ本です。期待通りの面白さでした。これから読みたくてマークした本も数冊あります。願っても叶わぬ夢ですが、読メでこんな感想が書けたらいいのになぁ、と心から願っています。

2016/04/14

めしいらず

書評家とは違う作家ならではの切り口、審美眼。押し付けがましくなく読み手を巧みに誘う語り口の妙味。そこに書き手の個性が上乗せされ、これは完全に”カワカミヒロミ”作品だ。初期のものこそ生硬だが、多くが著者らしい柔らかな世界観で嬉しくなる。長田弘を繙き「真にいいもの(言葉)は、自分自身で読書することによってしか得られない」と自戒する。彼女への信頼の源はその読書履歴にあるのだと再確認。翻訳家の岸本佐知子、柴田元幸両氏への厚い信頼、内田百間への深い愛情、ああ、いいな。そして丸谷才一を巡る父との確執の何と愉しいこと!

2017/08/05

penguin-blue

第一部を読んでいる間「あれ?私、川上さんと本の好み合わないかも」とずっと思っていた。嫌いな作家ではなく、それなりに読んでもいるのだけれどどうも彼女の書評が頭に入ってこず、「この本読みたい!」という気持ちにならないのだ。この手の本を読むと積ん読がさらに増えるのが常なのに。何か、綺麗にまとまりすぎて引っかかって来ない。2部になると、けっこう共感できる部分や読みたい本が増えてきた…書かれた時期は大して違わないのに何で?後半は書評と言うよりあと書きなのでより思い入れを感じる本が多いから?わからないまま読了。

2017/02/28

あんこ

はっとした。カワカミさんは、エッセイも小説も柔らかいから、この書評ではじめてカワカミさんのかたさを垣間見た気がした。同時に、読書のよろこび、単純な歓びを思い出す。ここに書かれているもののうち、わたしは半分も読んでいないけど、知らないものに関しては、うずうずと読みたくなるし、好きなものに関しては、カワカミさんのことばに(自分が書いたわけでもないのに)どきどきと嬉しくなった。高いところから書評をしているのではなく、あくまでカワカミさんらしく、五感の鋭さを感じさせるものでした。もっと、本を読みたくなる。

2015/09/20

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