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メイド・イン・ロンドン (文春文庫 く 21-1)

メイド・イン・ロンドン (文春文庫 く 21-1)

メイド・イン・ロンドン (文春文庫 く 21-1)

作家
熊川哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2002-02-01
ISBN
9784167656263
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メイド・イン・ロンドン (文春文庫 く 21-1) / 感想・レビュー

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AN

20数年ぶりかの再読。中身をすっかり忘れていたが、何か人の成功体験を読みたいと思い手に取った。文庫本の冒頭の「はじめに」を読んで軽い違和感を覚えた。今では20代で起業してビジネスの魅了を伝えるのは決して稀な事では無いが、当時は「生意気」と受け取られていたようだ。著者の少年時代から青春時代はまるでロケット花火のついた爆竹の様で、今読むとあまりの破天荒さに笑いを禁じ得ず、誰かに漫画にしてもらいたくなる。好きな事を職業にするのは才能だけではなく周囲からも恵まれていた事が大きいだろう。立つ鳥が後を濁してしまったの

2020/11/28

とんぼ

ちょっと見には高ビーに感じられる物言いも、この人が言えばなんか許されるような…(苦笑)。たぶん、身の程知らずな思い込みの自惚れじゃなく、本物の才能の塊だからだろう。名実ともに備わってるから仕方ないよな、と。というか、嫌味がない。自然体で自慢できる人(笑)。面白い自伝エッセイだった。わりとストイックなタイプに見えるけど、意外とお茶目な面もあったり。舞台を下りれば、いい意味で普通の人なんだなー、と。

2010/04/16

boya

熊川の自伝。とはいえ、執筆時まだ20代半ばであるから、カンパニー設立を節目とした記録的な意味合いが強いのだろう。バレエにたいする葛藤や思いをごく軽い筆致でテンポよくまとめてある。いま更に成熟した彼には、ぜひ舞台芸術論や身体論を残してもらいたい。

2010/03/23

Kei

この人の生き様を良しとするか否かは読者に任せるとして、やはりプロのダンサー。いくらどこかで悪さしようがキメるところはキメる。 そのとおりだな、と思ったのは自分が日本公演の際に怪我をして万全じゃなかった時に周りがなんて言おうと「今日は出れません」と言い続けたこと。 別に大多数の「無理をしてでも・・・!」の精神に関してとやかく言うことはないけれど、万全じゃない状態で出てお客さんをガッカリさせるくらいなら、それは英断だと思う。 あ〜、海外行きたくなっちゃったな。

2014/07/31

東森久利斗

ロンドン産の昔気質な日本男子。坊主頭にふんどしで舞台に立って欲しいものだ。頂点を極め、その世界のトップに君臨し続ける偉人に共通なプロフェッショナル精神、自ら公言しヒールの道を選んで進む潔さに共感。

2014/04/17

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