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新装版 翔ぶが如く (9) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (9) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (9) (文春文庫)

作家
司馬遼太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2002-06-07
ISBN
9784167663032
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あらすじ

熊本めざして進軍する政府軍を、薩軍は田原坂で迎えた。ここで十数日間の激しい攻防戦が続く。薩軍は強かった。すさまじい士気に圧倒され、政府軍は惨敗を重ねた。しかし陸続と大軍を繰り出す政府軍に対し、篠原国幹以下多くの兵を失った薩軍は、銃弾の不足にも悩まされる。薩軍はついに田原坂から後退した――。

新装版 翔ぶが如く (9) (文春文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

ようやく9巻。戦いは西南戦争最大激戦である田原坂の戦いへ。戦闘力と極地での戦術に勝る薩摩軍も政府軍の圧倒的な物量の差に形勢を立て直すことができない。全体戦略の無い状態で次第に追い詰められていく。この期に及んでも西郷は自ら動くことはなく、むしろ桐野ら取り巻きが西郷を抑えようともしている。西南戦争は西郷の戦いではなく、取り巻きが起こした戦いなのだ。それにしても、旧会津藩の薩摩への恨みを利用し、決死隊を構成するなど、いつの時代も政治というものは醜く、恐ろしい。

2013/06/22

Die-Go

今年の大河ドラマのために再読。明治初期に興った「征韓論」に始まり、「西南戦争」に至る動乱の時代を描く。前巻から続く西南戦争。西郷隆盛を頭に抱く鹿児島士族と、大久保利通率いる官軍の攻防は一進一退で泥仕合の様相を見せる。そして徐々に反乱軍の勢いは減じていく。戦争の有り様が淡々とした筆致で描かれていて、それが逆に辛さを増させる。いよいよ最終巻。どのように戦争の始末がつけられるのか。★★★★☆

2018/01/06

レアル

「西南戦争の関ヶ原」と言われてる田原坂の戦い。薩摩は何の戦略もなく、単に西郷という宗教的尊崇心で戦った「宗教一揆」とは上手く言ったものだ。そんな西郷は何かを指示するわけでもなく、戦いからも離れ、日々過ごしている。この戦いで薩摩そして政府ともにたくさんの人が死んでいった。どれだけの優れた人がこの戦いで亡くなってしまったのだろう。。それだけの価値がこの戦争にあったのだろうか!

2015/02/28

壮の字

1792年(寛政4年)5月21日。肥前国島原・普賢岳の噴火に伴う火山性地震により、ふもとの眉山の半分が崩壊、大量の土砂が有明海に流れ込み、大津波が発生し対岸の肥後を襲った。「島原大変・肥後迷惑」と称されるが、このくだりは余談である。西郷率いない薩摩軍が大久保率いない政府軍の猛攻を支えきれずついに熊本を後にする。その過程で、熊本協同隊の宮崎八郎が死んだ。ルソー『民約論』を下帯に携えていた。肥後人は何のために死んだのだろうか。多くの住民も家を失くした。「薩摩大変・肥後迷惑」、こちらは人災である。

2017/12/10

優希

ほぼ西南戦争の様子が語られていました。強い薩軍の士気に圧倒される政府軍ですが、それも最初のうち。徐々に不利な状況に追い詰められていくのですね。衰退はよくわかりますが、戦争の行方はどこに着地するのでしょうか。

2019/01/25

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