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魔女の盟約 (文春文庫 お 32-8)

魔女の盟約 (文春文庫 お 32-8)

魔女の盟約 (文春文庫 お 32-8)

作家
大沢在昌
出版社
文藝春秋
発売日
2011-01-07
ISBN
9784167676087
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魔女の盟約 (文春文庫 お 32-8) / 感想・レビュー

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★Masako★

★★★☆魔女シリーズ2作目。地獄島を破滅させ壮絶な過去に決着をつけた水原。名前を変え整形で顔も変え、韓国に逃亡したが…。韓国、中国、日本と舞台は広がり読み応え十分ではあったが、中盤までは各国の警察、マフィア、ヤクザ等組織の裏側や闇社会の実情等の説明が多く、動きがあまりないのでじれったかった。帰国してからは、地獄島の事件含め色々なことが繋がり絡み合い急展開!今回は水原の特殊能力は控えめだが、洞察力、折衝力がとにかく凄い。常に死を覚悟し生き抜こうとする水原はやはりカッコいい!水原を支える星川と木崎がいいなあ。

2020/04/15

GAKU

『魔女の笑窪』の続編。主人公の水原が韓国、中国、日本と股にかけ、話のスケールもどんどん大きくなって来る。その分色々詰め込みすぎて、逆に三分の二位まではちょっと退屈だったかな。終盤に来てやっとストーリーが派手に動き出し、そこからは一気に読めました。大沢在昌さんファンの私なのでシリーズ追って読んでいますが、これから大沢在昌さんを読んでみようという方は、他の作品から入った方が良いでしょうね。とはいえ、第三作も出ているので読もうと思っています(笑)⇒

2016/08/08

はつばあば

中国人・韓国人・日本人と考えの隔たりを埋めようなんて気はない。バカでかい国と小さな国。それだけで人間性も変わる。まぁ今回はすごいに尽きる。韓国・中国・日本と股に掛け、日本でヤクザ・公安・中国外務省にいる安全部の連中を振り回すのが女二人。女もこれくらいでなきゃ。末は京の「鞍馬のおばはん」の後継者に是非なって欲しいわ。いくら男が威張っても所詮女の股座から生まれたもの。女の武器は容姿やシモだけではあらへん。しっかり頭も磨きかけなあかん。次の魔女の封印も気になるけれど単行本。記憶が途切れるまでに是非文庫に・・

2016/05/14

aki☆

シリーズ2作目。韓国に身を隠した水原がそこでも事件に巻き込まれ、助けてもらった謎の中国人女性と今度は上海へ。中盤までは中国のお国事情が主でなかなか読み進まなかったけど、日本に戻ってからは目が離せない展開になっていく。地獄島事件の隠された真相と新たな計画に気付き警察、中国の情報機関を巻き込んで魔女達が無謀な復讐に挑む。優秀な頭脳を駆使し命懸けの駆け引きをする水原。覚悟を持って立ち向かう姿は本当にかっこいい♡気になっていた運転手木崎の事も少し分かったし、最強の味方星川も健在で今回も楽しめた。

2020/08/31

ねこまんま

前半、あんまり話が進まないけれど、中国人が日本人をどのように見ているかが細かく書かれていて、興味深い。日本人は忘れっぽい、らしい。うん、確かに・・・・・!とにかく、海千山千の男たちを相手に、どこまでもかっこよく立ち回る水原姉さんの男前っぷりに圧倒されます。途中、ほんまもんの「極道の姐さん」が出てくるし、運転手の木崎がいい仕事をするし、女同士の確執が真に迫っているし、ハードボイルド万歳!な作品。 ちょっと話が複雑なので苦労したけど、面白かった。

2016/04/07

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