KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

氷葬 (文春文庫 も 18-1)

氷葬 (文春文庫 も 18-1)

氷葬 (文春文庫 も 18-1)

作家
諸田玲子
出版社
文藝春秋
発売日
2004-01-09
ISBN
9784167677015
amazonで購入する Kindle版を購入する

氷葬 (文春文庫 も 18-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

akiko

実際にあった「明和事件」をもとにした話ということを、解説を読んで知った。主人公の武家の妻芙佐が、陰謀に巻き込まれて、怒涛の時を過ごす。芙佐がたくましくなっていく。ありえない展開に驚き。しかし夫がほとんど登場しないのが気になってしまった(笑)

2023/08/10

山内正

庭下駄に蝉の死骸に蟻が群がって思わず踏みつけるところだった 寝間に駆け込み息をつく 赤子をあやすか文を書くしか この村出する事はない 火急の呼び出しで江戸へ来年夏までには帰ると夫が 嫁いだ時に暴漢に襲われ足を怪我 していた 見知らぬ男が訪ねてきてこの書状を夫の手元に届けて欲しい人に知れずにと 夜部屋に入り夫の失態を助けた 礼をしてもらうと抱かせろと 夜中に立去ったがその後傷を負い 泥だらけで、この男の事は誰も 知らないと思わず雑巾で顔を押えたどれ位押えてたか動かない迄 始末してしまえば宜しいと女中が 言う

2021/12/10

ハッピーハートの樹

十右衛門が格好良い。と、読書会で聞いて読んでみました。謎めいてて、見た目が良い。強い。信じるものに一途。普段は冷たいのだけど、ピンチには駆けつけて命をかけて助けてくれる。あぁ、でも最後に戻ってきたのは悪者一味をやっつけるためでしたっけ?どっちにしても、こんなストイックに生きられればモテるのでしょうか。僕だって仕事にはそれなりにストイックに取り組んでいるつもりなのです。会社ではできる子だって、陰で噂されているはずなのです。なんでだろう?/カギとなる文書の謎は最後で明らかにされます。最後までスリリングでした。

2012/02/26

天笑院たか姫

夫の知己を名乗る男に凌辱され、男を殺してしまった下級藩士の妻・芙佐。沼に死体を沈めた日から、芙佐の悪夢が始まる。次々と現れる得体の知れない輩たち。最後に芙佐を助けてくれた愛しい人が生きていてくれてよかった。

2016/07/09

アイマール

岩槻藩の下級藩士の妻芙佐。夫は江戸にて勤務していた。お産後城下を離れた黒浜村で、乳母とともに子育てしていた際に、夫の知己を名のる男に凌辱され、激情に駆られ男を殺し、下女と共に沼に沈めてしまった。 やがて殺してしまった男が、芙佐に残した手紙をめぐる争いに、巻き込まれてしまう。

2023/06/02

感想・レビューをもっと見る