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新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫)

作家
松本清張
出版社
文藝春秋
発売日
2005-04-01
ISBN
9784167697013
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新装版 昭和史発掘 (2) (文春文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

この中には5つの事件が収められています。「三・一五共産党検挙」「満州某重大事件」「佐分利公使の怪死」「潤一郎と春夫」「天理研究会事件」です。このうちの三番目のは赤城毅さんやほかの方々も小説仕立てにされておられますが、現実は相変わらず不明です。また四番目もかなりジャーナリズムを騒がせた話ですが、戦前だからでしょうけど今はあまり騒ぎにならないかもしれません。

2014/09/05

佐島楓@勉強中

「潤一郎と春夫」は谷崎潤一郎と佐藤春夫の有名なゴシップ。というか、きちんと読んだあとでもこのふたりの考えていたことはわからない。男性の間では友情と女性がらみのごたごたは別なのか・・・理解に苦しむ。「満州某重大事件」では満州事変の裏側が書かれており、天皇と軍部の板ばさみにあう田中義一首相の人間臭い一面が暴かれる。「佐分利公使の怪死」はそのままミステリだなぁ。どこから読んでも面白かった一冊。

2012/03/27

RED FOX

①3.15共産党検挙②満州某重大事件③佐分利公使の怪死④潤一郎と春夫⑤天理研究会事件、の5つ。特にオチもなく真相不明も多いのだが、とにかく清張の語り口がぐいぐい読ませる♪①なんか可哀想②あかん③クロ!④開いた口がふさがらない⑤すげえ。

2017/05/13

かふ

第一巻以上に面白かった。「潤一郎と春夫」谷崎潤一郎の妻千代を佐藤春夫に譲った話。新聞にもその報告が載るなど、石田純一の「不倫は文化だ!」のネタ元かな。二人の著作を紐解きながら二人の作家の不倫劇に迫っていく。佐藤春夫と千代は一緒に風呂に入りながらもプラトニック・ラブだった。谷崎は芸者である千代の姉さんに惚れたのだが相手にされず姉から妹を進められて結婚する。千代は姉とは正反対の性格でその下の16歳の妹(『痴人の愛』のナオミのモデル)に手を出す。いまだったら逮捕されているな。谷崎も谷崎だ!

2018/08/28

曲月斎

満州某重大事件といわれた張作霖爆殺事件やら、谷崎潤一郎、佐藤春夫の妻異動の話など。また天理研究会の治安維持法に基づく宗教弾圧などに話が広がっていく。 読んでいる側は、松本清張というと、共産党系のシンパだったからという色眼鏡で見ているけど、その勘定を差し引いても、時代の荒野を縦横に走り回る姿はエネルギッシュで、たくましい。結論が階級闘争のもか、軍部・政商の隠謀を示唆して終わるのが多いのが面白くないけど。

2005/04/22

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