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新装版 昭和史発掘 (7) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (7) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (7) (文春文庫)

作家
松本清張
出版社
文藝春秋
発売日
2005-09-02
ISBN
9784167697068
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新装版 昭和史発掘 (7) (文春文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

2.26事件の決行当日の状況を膨大な資料をもとに再現してくれています。いくら大義の名分があったといってもやはりこのような革命は許されるものではないと思います。当時の襲撃された大臣などの実際の状況などの緊迫感がよく伝わっていると感じました。また軍隊の命令系統が機能しなくなっていることもよくわかります。

2014/11/29

佐島楓

襲撃実行。凄惨極まる現場の描写に、やはり正当防衛でない殺人は許されないと顔をしかめながら思う。この時点での感想だが。東京の人間なので、将校たちが進軍していった地理がわかるのが迫真だった。事件当時雪だったのは知っていたが、彼らの目に映るのはどんな景色だったのだろうか。

2012/03/30

かふ

2.26事件の当日の様子からその後の処理まで。憲兵調書とか読みづらいのだが慣れてくると面白くなってくる。それはそれぞれの人間の思惑とか?青年将校たちの一途さもあるが、情けをかけるものいたり、部下に強要するものもいたり様々だ。また政権内のごたごた(対処できなさ)は今の時代もそうだと思ったり、天皇が直接不快を述べて、反乱軍とされるなど(政権は青年将校の言い分を聞いて納得したように振る舞っていた)、梯子を外された感じになる青年将校たち。つくづくクーデターの難しさ(日本ではいろいろしがらみがあるようで)を感じた。

2024/01/20

kiiseegen

再読。「襲撃」、「諸子ノ行動」、「占拠と戒厳令」。朕自ラ近衛師団ヲ率ヰ、此ガ鎮定ニ当ラン。二十八日午前まで時間は進み、これより事件は終息へと舵を切って行く...。

2022/02/02

歴史の授業ではさらっと流される2.26事件を、たくさんの資料と証言で明らかに してくれるので、まるでその場にいるかのような臨場感があった。 調子いいことばかり言って部下に人気のある上司が平気で部下を裏切るのは戦前も今も変わらないな。

2014/02/09

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