KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

点と線 (文春文庫 ま 1-113 長篇ミステリー傑作選)

点と線 (文春文庫 ま 1-113 長篇ミステリー傑作選)

点と線 (文春文庫 ま 1-113 長篇ミステリー傑作選)

作家
松本清張
風間完
出版社
文藝春秋
発売日
2009-04-10
ISBN
9784167697143
amazonで購入する

点と線 (文春文庫 ま 1-113 長篇ミステリー傑作選) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

タツ フカガワ

福岡県香椎の海岸で発見された某省の課長補佐と料亭の仲居の服毒死体。心中と判断されたが、違和感を覚えた刑事の執念の捜査が始まる。前に読んだのがいつだったのか思い出せないほどの再読。電話もそれほど普及しておらず、東京~福岡間の鉄道が20時間近くかかる時代(1958年の作品)のアリバイ崩しで、松本清張の代表作と言われる作品です。が、“四分間の偶然”を利用した犯罪手口は面白かったものの、いま読むと謎解きのスリルは思っていた以上に物足りなかった。

2022/12/25

Yuki

文春オンラインの北村&有栖川対談が面白かったので。あと、実は恥ずかしながら松本清張未読だったので。福岡県香椎の海岸で情死したと思われる男女と、その男女の生前の姿を東京駅で目撃するかの有名な「空白の四分間」のシーンはやはり印象的。対談で散々突っ込まれてる通り、もっと早く「その可能性」に気づけたのでは?という疑問は確かにあるけど、昔の作品ながらテンポよく読める文体や先を知りたくなる構成は見事だなと思う。今更ながら他の作品も読んでみたくなった。あと、解説の「晩御飯、早すぎ」でうっかり吹き出してしまった。それな。

2018/02/22

けい

著者の代表作の1つでもあり、映像化もされた有名な作品なのに未読だったので手にとってみました。昭和32年に書かれているので時代背景などはさすがに古く感じられるが、こんなに平易な文章でするする読める作品だったことに衝撃!ここまで長く読み継がれてきたことに納得の社会派ミステリー小説です。そして風間完さんの素朴な挿画がいい味わいをかもし出しています。

2016/01/06

kaida6213

今見ると古くさいアリバイ崩しがメインの推理小説。しかしながら、全体的な構成や文体はとても読みやすい。するする入ってくる。なんと昭和32年刊行。当時読んでたら、そら面白いですわな。

2014/06/11

ぶんぶん

【図書館】ドラマや映画では何回も観てるのに、原作を読むのは初めてでした。 凄く読み易い、あの頃の旅情に浸れるのも良いですね。 アリバイ崩しとトリックが秀逸です。 交通公社の「旅」に連載されたという特異性も面白いですね。 鵜飼刑事と三原刑事のバトンタッチが良いですね、それぞれ特徴のある刑事像が最後の手紙に交互に描かれて素敵です。 風間完氏の挿し絵が旅情を誘います。 有ると無いでは全然違う、やはり挿し絵は大事だなぁと思います。 松本清張、読み返すのも良いかなぁと思いました。

2018/10/13

感想・レビューをもっと見る