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魔術師 下 (文春文庫 テ 11-14)

魔術師 下 (文春文庫 テ 11-14)

魔術師 下 (文春文庫 テ 11-14)

作家
ジェフリー・ディーヴァー
Jeffery Deaver
池田真紀子
出版社
文藝春秋
発売日
2008-10-10
ISBN
9784167705695
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魔術師 下 (文春文庫 テ 11-14) / 感想・レビュー

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修一郎

これまでのシリーズの中で一番のフェイクの応酬でした。めまぐるしく変わる展開に読むほうもこりゃ疲れるわ。ちょうど刑事コロンボの「魔術師の幻想」を観たばかり。魔術師が動機や被害者との関係性を隠しきれれば完全犯罪は可能じゃないかと思ってしまう。これでまたライムシリーズを一つ進められました。いよいよサックス'刑事’かぁ。次,最新刊「ブラック・スクリーム」に行きます!

2018/11/30

nobby

予想通りの下巻一気読み、ジェットコースター心地よく楽しんだ♪何にしても“魔術師”最強(笑)怪盗ルパンばりの早変わりの変装・ピッキングなど駆使しての脱走、そして何重もの誤導。残り頁で展開は読めるものの、勝ち誇った犯人を逆手に取ったライム達の登場には思わず安堵。でも一番のサプライズはライム・カーラ劇場か(笑)最後にはサックスの昇進話の急展開が物語を落ち着かせている。よく考えてみれば、いつも通りディーヴァーにミスリード(誤導)されっぱなしだということ。

2015/06/21

よむヨム@book

★★★★☆ 星4つ 私は、上巻の読み初めからディーヴァー先生の「誤導」に騙されていたようだ。 誤導、誤導、誤導と導かれ、どれが魔術師の目的かミスリードされていく。 しかし、あまり深く考えずディーヴァー先生の手のひらで転がされた方が数倍楽しい。 最後のライムがカーラのためにうった芝居は本当によかった。 そして、アメリアの昇進におめでとう。

2022/02/12

Tetchy

しかしよくよく考えると今回もディーヴァーが創案した魔術師は実は日本のミステリ読者ならば誰もが一度は読んだことがある江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズを思い浮かべるだろう。しかし西洋人であるディーヴァーならばやはりここは同じく変装の名人怪盗ルパンがモチーフか。つまりディーヴァーは古くからある物語を現代のマジシャンの最新技術とライムの鑑識技術と装置とを使うことで新たなエンタテインメントを紡ぎだしたのだ。まさに古き器に新しき酒を注いで現代に新たな本格ミステリを生み出す着想の冴えにはただただ感服するばかりだ。

2011/12/18

よむよむ

魔術師の誤導による誤導。今まで読んだ中で一番振り回されました。魔術師の本当の狙いは何なのか?…すっかり騙されました。ライムチームの息の合った捜査に最後はスカッとしました。ライムが腰をあげ現場に赴くなんて、なんと前向きになったことか。そしてサックスも刑事に昇進。地道な一歩となったが、ロンの部下となり今後の活躍も期待大です。

2017/02/09

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