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赤塚不二夫自叙伝 これでいいのだ (文春文庫)

赤塚不二夫自叙伝 これでいいのだ (文春文庫)

赤塚不二夫自叙伝 これでいいのだ (文春文庫)

作家
赤塚不二夫
出版社
文藝春秋
発売日
2008-10-10
ISBN
9784167753276
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赤塚不二夫自叙伝 これでいいのだ (文春文庫) / 感想・レビュー

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ビィーン

「これでいいのだ」フレーズの突き抜けた人生観は父親から得ていた。この本を読めば、やりたい放題やっていた氏のバックボーンに愛情豊かな家族の存在が見えるだろう。巻末の「解説にかえて」によれば、赤塚ギャグの本質は「幸せの象徴である家庭をもっている人物と、家庭をもたない正体不明のヤツ等との戦い」とあり妙に納得。「おやじとかあちゃんに感謝のココロを捧げるのだ」一通り読み終わった後に、この冒頭を読み返したら目頭が熱くなった。天才、赤塚不二夫の自叙伝は感動的な内容だ。

2017/04/14

みにもる

おやじは自分に問いかけていたはずだ__”これでいいのか?”と。(P.211) 立派な馬鹿になるのは大変なんだ。(P.219) /著者のご家族への愛がひしひしと伝わってくる。天才バカボンを読み返したくなった。

2019/01/24

yamatoshiuruhashi

ギャグ漫画の鬼才・赤塚不二夫自伝。「おそ松くん」が少年サンデー連載になったころからリアルタイムで読んでいた世代である。彼の作品や当時の少年雑誌情報で父親が警察官だったことや非常に厳格だったこと、赤塚不二夫自身が満州返りであったことも知っていたが、その詳細を初めて知った。笑いながら読み進めるのだが実に深い人生観を含んでいる。極限をなんとか乗り越えた人々の強さと芯を感じることが出来た。実は非常な努力家だったんだな。もう一度昔の漫画を引き出してみよう。

2017/04/30

たくのみ

中国人から絶対にものをもらってはいけない。支配する側にいた赤塚少年の父は満州で警察官だった。敗戦とともに逆転する人間関係。しかし、赤塚一家を救ったのは、かたくな過ぎる父の姿勢だった。アナクロで、真面目で、融通が利かず、ずれている。そう、お父さんこそ、バカボンのパパのモデルだった。辛酸をなめた引揚の旅。乳飲み子の妹は、故郷にたどり着くと同時に息を引き取る。トキワ荘でも息子を支え続けた母ちゃん。その母の秘められた過去を知った時、赤塚漫画の奥深さが沁みた。バカボン一家はこれでいいのだ。

2016/08/20

桜 もち太郎

平成20年8月2日に赤塚不二夫が亡くなった。もうすぐ10周忌、と言うことで再読してみた。戦争に翻弄された赤塚家が舞台になっているこの作品。バカボンパパの名言「これでいいのだ」は著者の父親・富七さんの生きざまががこの言葉通りだったらしい。バカボンのパパとはかなり印象が違いますが・・・。「これでいいのだ」って何かいい言葉。彼が書くとあきらめの言葉には聞こえない。すべてを許容する言葉に聞こえる。そういえばタモリも赤塚さんの弔辞でこの言葉を引用していたような。波乱万丈な朝の連ドラを観るような一冊だった。

2018/07/21

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