KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)

作家
三浦しをん
出版社
文藝春秋
発売日
2009-01-09
ISBN
9784167761011
amazonで購入する Kindle版を購入する

「まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)」のおすすめレビュー

永山瑛太×松田龍平で映画化『まほろ駅前多田便利軒』便利屋・名物コンビの活躍を読み直す

『まほろ駅前多田便利軒(文春文庫)』(三浦しをん/文藝春秋)

『まほろ駅前多田便利軒(文春文庫)』(文藝春秋)は、三浦しをん氏の代表作である。2006年に単行本が刊行され、直木賞を受賞。永山瑛太と松田龍平を主演として映画化、ドラマ化されたことも相まって、世代を問わず大勢の人に愛されている。

 本書にはじめて出会ってから、およそ15年以上の歳月が流れた。これまで読み返してきた回数は数えきれない。この作品のどこに惹かれるかといえば、やはり登場人物たちの魅力的なキャラクターであろう。本書の主人公は、便利屋を営む多田啓介と、多田のもとに居候として転がり込んだ同級生の行天春彦。表面上は常識人の多田と、型破りで自由人の行天のバディが、絶妙な掛け合いを繰り広げながらさまざまな依頼人と向き合っていく様は、何度読んでも飽きることがない。

 チワワを数日預かったり、小学生の塾の送迎を請け負ったりと、特段変わった依頼ではないはずなのに、なぜか多田はいつもトラブルに巻き込まれていく。預かったチワワを飼っていた家族は夜逃げをして行方知れずとなり、送迎を任された小学生は薬物の運び…

2023/6/14

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

青葉麒麟

この独特のユーモアがほっこりして温まる(⌒‐⌒)名字からして奇抜な行天の言動に振り回される多田がちょっと可哀想だけど、奇妙な絆の二人が羨ましい。脇役も魅力的な人ばかり。映画版が観たいな♪

2013/03/18

ehirano1

なんだか良い感じの読後感。イイですね。続編が欲しいなと思っていたら、ちゃんと続編があるようでなんと嬉しいことでしょう!

2018/03/03

再び読書

三浦氏初読みです。これだけだと今後乞ご期待ってとこでしょうか?少し期待しすぎたのかも知れません。少しハードボイルド風の不思議感が漂う話でした。便利屋でありながら、結構腕も立つ、ちょっとした謎解きをするごとに、主人公たちの過去も、わかってきて謎が回収される、ミステリー風でもあり、表現しにくい。面白く読めたのだが、少し浅読みをした感があり、まだこの作家の魅力に辿り着いていない気がします。ゆっくり次を期待してチャレンジしていきます。

2013/05/30

ちょこまーぶる

非常に面白くて映画になるのも納得できる一冊でした。啓介と春彦の便利屋を利用する人たちとの出会いから始まる人生物語のようで、しかも二人の関係には何とも言えない距離感があり、うらやましい限りの二人でした。しかも、便利屋という職業にちょっぴり憧れさえも持ってしまうような作品で、人生経験を積むには最適な職業なのかな~って感じましたね。登場人物は曾根田のばあちゃんにひかれました。やっぱり人生経験の豊富な人は違い~と。そして、まほろ市は自分が住んでいる町のすぐ近くだから、物語の中に知った風景が沢山登場し面白かったな。

2014/10/22

佐々陽太朗(K.Tsubota)

脇役が魅力的なのは良い小説の証拠。行天、ナイスキャラ!

2009/03/27

感想・レビューをもっと見る