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妖の華 (文春文庫 ほ 15-2)

妖の華 (文春文庫 ほ 15-2)

妖の華 (文春文庫 ほ 15-2)

作家
誉田哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2010-11-10
ISBN
9784167780029
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妖の華 (文春文庫 ほ 15-2) / 感想・レビュー

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starbro

誉田 哲也は、新作をコンスタントに読んでいる作家ですが、デビュー作は未読でした。先日『妖の掟』を読んだので、未読の本書を読みました。デビュー作とは思えないクオリティの高さと面白さ、今後も誉田 哲也を読み続けていきます。 https://books.bunshun.jp/articles/-/5522

2020/08/18

三代目 びあだいまおう

定めを背負いし女、紅鈴の哀しき生き様に心が震えた。闇神という呪われた一族の血を引き、人間に紛れて現代の闇で潜むように、逃げるように生きる紅鈴。生きるために人の生き血を吸わねばならぬ彼女は自らの定めに秩序を敷き、遥かな過去よりの罪を背負いて妖しいまでの美しさを闇に漂わせ生きる。えげつない程のグロと、際立った女主人公のキャラ立て、そして圧倒的なリーダビリティーはデビュー作から『誉田ワールド』でした❗私は紅鈴に寄り添い生きれただろうか。真実を知り、それでも彼女を支えられただろうか?哀しき女の定めに泣いた‼️🙇

2019/09/01

absinthe

ストライクゾーンど真ん中。警察小説+ホラー。ラブクラフト的な恐怖ではなく、闇の宿命を負った美女に共感するお話。超絶な力を持ち、そして美しい吸血鬼の悲しい生き様と死にざま。ラストもよかった。ただ本書、デビュー作に近いらしく、後書きでも小説として荒削りであると指摘されていたが全然気にならなかった。

2016/12/05

ウッディ

3年前の事件で、日本古来の吸血鬼「闇神」の最後の一人になってしまった紅鈴。やくざに絡まれていたのを紅鈴に助けられたヨシキは、彼女の元に転がり込む。前日譚の「妖の掟」を先に読んだので、違和感なくこの世界に入れ、楽しめたが、強烈な残虐さとグロさ故に、こちらを先に読んでいたら、同じように楽しめたのかは疑問が残った。紅鈴やヨシキのキャラも少し弱かったような気もした。それにしても、不老不死で、超人的な能力を持つ闇神だが、食べる楽しみもなく、日光を避け、人の生き血を飲まなければ生きられない存在の悲しさが印象的だった。

2021/09/11

いつでも母さん

【再読】あの頃··まさか紅鈴の話に続編があるなんて想像もしなかった(前日譚やエピソード0だけど)それがどうだろう!シリーズの近未来の作品が刊行されると言うではないか!!ここからどう繋がれるのだろう?ワクワクしかないのだが、そこに紅鈴は居るのか?それが一番気になるのだ。このシリーズは紅鈴あってこそだと思うのだ。

2023/01/23

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