読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

銀漢の賦 (文春文庫)

銀漢の賦 (文春文庫)

銀漢の賦 (文春文庫)

作家
葉室麟
出版社
文藝春秋
発売日
2010-02-10
ISBN
9784167781019
amazonで購入する Kindle版を購入する

銀漢の賦 (文春文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

酔拳

3人の男の友情を美しく描き切った小説です。小さい頃から、壮年期、老年期と小説は時をまたいでいきますが、小さい頃からの友情は、一時は破綻してしまいますが、老年期にはいり、また強固なものになったところに、この小説のすばらしさがあると思った。現代では、友情は希薄なものになりつつあり、そこに一石を投じる小説だと思った。また、漢詩がところどころに入れ込まれていて、漢詩が人間関係をより濃艶に描き出している。ただ、漢詩の教養がないため、読解には苦労しました。葉室さんの、漢詩の教養の深さは、すごいなと思いました。

2018/02/15

抹茶モナカ

男の友情がテーマの大人のための時代小説。文体が硬質で、ガチガチ。あまり好きな文体ではなかったかな。難しい言葉をやたら使う割に、架空の人物の話なので、コツコツ読み下してみて、損した気分になったり。もっと、艶のある文体が好きかな。というか、難しくて、頭使って、疲れたわい!

2014/12/22

Gotoran

主人公は幼馴染の二人(文武両道で親の仇をとるために家老になった[松浦]将監。武術に優れるも郷回りのままの[日下部]源五。)。20年振りに再会、源五の視点で過去(幼年時)と50歳過ぎの現在が綯交ぜに物語は進行。幼馴染であった二人がもう一人の親友十蔵の死を契機に源五が(将監と)絶縁したが、20年の年月を隔てて将監の命を懸けた思い(志)を知って、(将監の)暗殺を命じられたにも拘らず、将監の脱藩を助ける源五。この二人の友情に胸が熱くなった。著者が描く、武士も百姓も関係なく志を高く気骨のある人間がみせる信念↓コメヘ

2014/01/03

レアル

いつもながら簡潔に物語を進める葉室氏の筆致が良い。漢詩も素文だけでも十分なくらい。。下手な注釈や丁寧過ぎる説明はまわりくどく、それを読んでいる内に作品から醒めてしまう!そういう意味でもさらりと註釈や説明をして物語に戻る、そんな彼の描き方が良い。今回の作品は物語が物語だけに特にそう思う。それにしても本を読んだ後、改めてこの表紙を見ると感慨深い。「銀漢」とは「天の川」と同時に「理想と矜持をもって生き抜いていく男たちの生き様」を指す言葉。葉室氏は「揺るぎない志を持った男たち」を描くのがホントに上手い。

2014/10/20

10$の恋

「これからは友だと思うな!」。少年期から気の合う小弥太、源吾、十蔵の三人。やがて各々は藩の重鎮、下級藩士、百姓と人生を進める。だが、青年期の百姓一揆騒動ではその友のひとりを処する辛い現実を迎えてしまう。断腸の思い、立場の因果とは言え許せなく、たまらず竹馬の友に叩きつけた絶縁状。壮年期、今度はその友が迎えた窮地に、果たしてどう動くのか?_。心眼で見極めた漢の決断、深い漢の友情に身震いするラストが待っていた。三人の漢の信念と使命感が躍動する、命を賭した人生劇場。腹の据わった三人は『銀漢』の如く煌めいた。

2020/05/18

感想・レビューをもっと見る