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オープン・セサミ (文春文庫 く 35-1)

オープン・セサミ (文春文庫 く 35-1)

オープン・セサミ (文春文庫 く 35-1)

作家
久保寺健彦
出版社
文藝春秋
発売日
2012-10-10
ISBN
9784167846015
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オープン・セサミ (文春文庫 く 35-1) / 感想・レビュー

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takaC

新社会人20代男性、子育て中主夫30代男性、子育て母40代女性、中間管理職50代男性、熟年ハイカー60代女性、自由気まま70代男性、の日常を描いた作品集。意外と面白かった。

2016/02/16

nins

読みやすくて爽やかな6編からなる短編集。大人達の日常から、ありそうな人生の一コマを切り抜いたような話。20代の新米教師の授業、30代の親バカの行動、40代のシングルマザーの奮闘、50代のサラリーマンの付き合い、60代の主婦が始めた登山、70代のチンピラ大伯父オージ。どの年代も異なる場面場面でのはじめての経験。喜怒哀楽すべて目一杯応援したくなる。つながる人間関係。人の優しさ。大人になってまだまだ成長できる嬉しさ。読んでスッキリ。明日への一歩が明るくなりそう。

2013/02/18

nonたん

久保寺健彦を読むなら今だ!と煽られて読んでみた。初期の作品を読んでいない身としては、比較が出来ない。だが、比較することもない。日常、その年代での初めてのこと、地味だけど鮮やかだった。特に後半は自分の年代から上。うんうん…ほう…そうか。と来る。なるほど、これから面白くなりそうな作家さんだ。

2012/10/28

エドワード

最初の一歩がテーマの短編集。新米先生、ドキドキの4月。はじめてのおでかけ―心配でならないオヤジ殿。「彼氏彼氏の事情」は、カイシャってどこもこんな感じだね、というステレオタイプな風景を打ち破る、破天荒な展開にたまげる。六十過ぎて山歩きサークルに入った女性の空前絶後の体験「お母さん、クマに会ったよ。」誰も信じないけど、それでいいのだ!父の海外出張と母の出産が重なり、74歳のチンピラみたいなオジサンが家に来る。非日常な毎日にドキドキの兄弟、おいちょかぶに肝試し。ちょっと哀しい終幕。両方とも初めての体験だったね。

2018/12/26

しろ

☆7 なんかいいなぁ。各年代を描いた短編集で、ひとつひとつ書きすぎない程度に――というか物足りなく続きが気になるところで終わらせているのがこころにくい。それだけ各話に魅力があるということ。教師一年目のひりひりとした焦燥感、不倫から抜け出す疾走、チンピラ爺のかっこよさ、どれもこれもエッジのきいた内容なんだけど、突飛というほどでもないのがちょうどよい。言い表しにくいけど、この著者は持っている気がする。

2013/03/21

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