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プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2)

プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2)

プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2)

作家
大崎梢
出版社
文藝春秋
発売日
2014-10-10
ISBN
9784167902032
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プリティが多すぎる (文春文庫 お 58-2) / 感想・レビュー

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mae.dat

書籍系小説に(個人的)定評のある梢さんに依る、出版社お仕事小説。但し配属先がね、ローティーン女子向けのファッション誌でね。これには接点が皆無ですね。主人公の新見くんも、このお仕事にどうモチベーションを持って行けば良いか苦慮しますよね。でも編集、モデル、メイク、スタイリスト、カメラマンetc.新見くん以外におざなりな仕事をする者は居ない訳で、心を入れ替えるのよ。カメラマンの戸馬氏が大人でプロフェッショナルでしたね。様々な立場での悲喜交々を交えつつ、普通では知り得ない世界の扉が一枚解放されましたよ。

2023/12/12

たるき( ´ ▽ ` )ノ

お仕事小説は自分の知らない世界を見せてくれるので、やっぱり楽しいなぁ♪ローティーン向け月刊誌なんて、絶対ついていけないよ(笑)そんな中、主人公の悪戦苦闘が面白かった。個人的には『クローバーレイン』の方が好きかも。

2015/01/31

takaC

PINK、PRIDE、POLICY、PARTY、PINCH、PRESENT、の6章構成。「プリティ(Pretty)、ポップ(Pop)、ピュア(Pure)、ピピン(Pipin)。女の子はPが好き」

2014/11/18

Kazuko Ohta

書店勤務経験のある著者お得意の出版社もの。『校閲ガール』の主人公・悦子と比較して読むのも一興。本作の主人公・佳孝は学生時代から根回ししてきた甲斐あって大手出版社に就職。数年経っていよいよ文芸部へ異動かとワクワクしていたのに、辞令はローティーン雑誌の編集部へ。社内外でそのことを恥じていた彼が胸を張るようになるまで。ミステリー要素はなく、純然たるお仕事小説。だけど、解説にあるように、ローティーン雑誌の仕事そのものがミステリーなのかも。読者の目線で考えなければ売れる雑誌はつくれない。関わる人は皆真剣、一所懸命。

2018/02/09

ユメ

主人公・南吉は編集者。しかし、本の魅力を伝えるべく奔走する、他の大崎作品の出版業界ものとは一味違う。ローティーン雑誌に異動となって腐る彼は、新しい環境を見下し続ける。プロの集まりであるその世界を(平等など一度も約束されない厳しさの中で笑顔を振りまく中高生モデルたちには驚嘆した)。南吉の投げやりさは周りのスタッフにも伝わり、彼女らが大切に作り上げてきた仕事を壊してしまう。結局、どんな状況下でも頑張れる人が成功するのだなと身につまされた。ハラハラさせられっぱなしだが、主人公の成長ぶりを見守れるお仕事小説。

2014/10/30

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