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エロスの記憶 (文春文庫 こ 29-7)

エロスの記憶 (文春文庫 こ 29-7)

エロスの記憶 (文春文庫 こ 29-7)

作家
小池真理子
石田衣良
桐野夏生
村山由佳
桜木紫乃
林真理子
野坂昭如
勝目 梓
山田風太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2015-02-06
ISBN
9784167903077
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エロスの記憶 (文春文庫 こ 29-7) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

9人の作家による「エロス」をめぐるオムニバス。女性陣は小池真理子氏をはじめ、いずれも第一線で活躍中の人たち。一方の男性陣は石田衣良氏を例外として、他のご三方は野坂昭如氏などのロートル組。さて、作品だが「エロス」を軸とすれば、小池真理子「千年萬年」、村山由佳「風酔ひ」が一応の合格点か。石田衣良「いれない」はタイトルに品がない上に、軽すぎだ。また期待の桐野夏生「作家志望」、そして桜木紫乃「影のない街」は、作品としてはともかくエロスからは遠い。林真理子「本朝金瓶梅」は通俗的に過ぎるか。ロートル組は古色が目立つ。

2018/11/10

ミカママ

「エロス」とひとくくりにするのは、ムリがあるんでは、のアンソロジー。やっぱり好きな作家さんの作品は好きだし、馴染みのない作家さんのはそれなり。小池さんの作品、主人公が指圧師に...という設定は生理的に嫌だった。女性作家でも、女性をこんなふうに落とすんだね。

2017/01/30

ミッフー

9人の著名作家による短編エロ❓小説、って言うか、大してエロは感じませんでしたが💦男女の違いか、女流作家はじわじわと染み込む感のエロ😍個人的には桜木さんの寒々しく荒廃した北国連想させる空気感が好き🥰 小池さんも村山さんも既読ながら唸らせる👍桐野さん林さんはまずまず🤔でも、自分が男だからか、やっぱストレート系エロの男性作家の方が性に合ってるみたい😅野坂は笑わすし、女性読者には不評みたいな山田は同本一番興奮できたし、勝目は当に僕の昔抱いてた理想で渋くカッコいい😊唯一、石田はつまらなかったですが😫

2019/02/13

青蓮

小池真理子、桐野夏生、村山由佳、桜木紫乃、林真理子、野坂昭如、勝目梓、石田衣良、山田風太郎がおくる性愛をテーマにしたアンソロジー。何となく世界に入り込めないまま読了してしまったけれど、なんとか読みました。どちらかと言うと、女性作家さん達が書いた作品の方がセクシャリティが高いように思えます。読んでて楽しかったのも女性作家さんの作品が大半。山田風太郎さんの「淫の忍法帖」はちょっと読むのがしんどくてギブアップ。男性作家さんでは石田衣良さんの「いれない」が面白かった。でもこれは男のファンタジーよねっていう気が。

2016/12/12

りゅう☆

熟年女性と指圧師の秘め事に慄く小池さん、現実と物語の世界が絡み合う桐野さん、叔父に施された快楽が忘れられない村山さん、母のようになりたくないと思いつつ…桜木さん、妻妾同居となった性悪女に畏縮の林さん、ET検査?こんな社会に拒否感募る野坂さん、別居父と同居女性との因縁に回顧の念を催させた勝目さん、『いれない』関係持続に驚愕だけど美しさも感じた石田さん、強姦で狂女となった許嫁と忍者術を駆使して復讐を図るも切ない結末の山田風太郎さん。美しさや切なさあり、もっとドロドロ感漂うのを期待したけどそれほどでもない印象。

2016/10/06

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