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路 (文春文庫)

路 (文春文庫)

路 (文春文庫)

作家
吉田修一
出版社
文藝春秋
発売日
2015-05-08
ISBN
9784167903572
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路 (文春文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

芥川賞作家が書いたエンターテインメント。台北と高尾を90分で結ぶ臺灣高速鐵路の建設に纏わるモデル小説。日本の商社に勤務し、受注から完成まで関わるのが主人公の春香。彼女の台湾での運命の人、人豪との恋(?)や台湾からの引揚者、勝一郎などの人たちが描かれる。私も台湾には好感も関心も持っているので、気持ちはわからなくはないのだが。しかし、プロットの展開も人物の造形も何もかもが甘すぎる。主題もまた拡散気味だ。つまり、小説としては成功しているとは言い難い。しいて長所をあげれば、台湾に行って、これに乗りたくなることか。

2017/10/08

ウッディ

台湾に日本の新幹線を走らせる、そんな大事業に関わった人、そのニュースに心熱くした人、懐かしい過去を振り返る人、多くの人々の想いと台湾と日本とのつながりを感じさせてくれる物語。プロジェクトX的な熱いお仕事小説かと思っていたら、瑞々しい人間ドラマでした。特に、春香と人豪のすれ違いと一途な想い、勝一郎と中野との友情に心打たれました。物語の登場人物が開通した新幹線に乗り合わせるラストシーンも温かく、素敵な話でした。美味しい食べ物に溢れ、どこか懐かしい国台湾に、一度行ってみたい思いを強くした一冊。面白かったです。

2019/06/07

nanako

読み終えて、台湾、ほんと行ってみたくなりました。春香と人豪の二人が、どうか幸せになりますように・・・。

2017/09/23

yoshida

台湾に日本の新幹線が走る。そのプロジェクトを軸に、日台の様々な年代の人々の人生が、想いが交錯する。戦前の台湾に産まれ、台湾人の友人に心のしこりを残したまま帰国した勝一郎。学生時代に訪れた台湾で偶然の出会いをした春香と人豪。台湾に慣れず壊れかける安西とそれを救うユキ。プロジェクトが花開く7年間で、彼らの人生が進んでゆく。再び台湾を訪れ赦される勝一郎。再会し距離を縮める春香と人豪。ユキに救われる安西。そして全ての人々の期待を乗せて新幹線プロジェクトは成功する。素晴らしい構成。市井の人々の努力に感動する力作。

2015/10/22

どんふぁん

2019年5月20日読了。いい話でした。台湾高速鉄道が軸になってて色んな人間模様が見えて、節々に印象的な言葉がたくさんでてきて、満足の一冊でした。ただ、人間模様がちょっと余韻残しすぎで消化不良。もうちょっと完結しといて欲しかったなぁと思いました。でもこの本の醍醐味って、作者の吉田修一さんが台湾好きなんですー!ってのが全面に表れていて、台湾の風景やご飯や人など会ったこともないけど、ぜひ会ってみたいと思わせる書き方が見事でした。

2019/05/20

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