KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)

作家
池井戸潤
出版社
文藝春秋
発売日
2015-09-02
ISBN
9784167904388
amazonで購入する

「ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)」のおすすめレビュー

「半沢直樹」大ヒットを決定づけた“伏線回収”まとめ! 「詫びろ詫びろ詫びろ…」からの?

『日曜劇場半沢直樹 公式ブック』(講談社:編/講談社)  最終回の世帯平均視聴率が32.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、新シリーズもまた社会現象を巻き起こしたドラマ「半沢直樹」。作中では、華麗な伏線回収を連発して、多くの視聴者に爽快感を与えてくれた。この記事では、数多くの伏線回収の中でも、特にスッキリした伏線回収劇を紹介していこう。    まずは、伊佐山(市川猿之助)の「詫びろ」8連発。第2話で、半沢(堺雅人)に向かって、「詫びろ詫びろ詫びろ…」と8連発をかまし、その異様さが大反響を起こした。台本には「詫びろ」は1回のみだったが、猿之助のアドリブで8連続に切り替えたようで、この憎たらしいキャラが大好評を博し、7年ぶりの「半沢直樹」を序盤から一気に盛り立てた。    そして伊佐山は、第4話で半沢に「倍返し」を食らうと、上司の三笠副頭取(古田新太)から、「詫びろ 伊佐山 詫びろと言っているんだ。伊佐山!」などと、「詫びろ」まで返されることに。爽快感抜群の逆襲成功に、ネット上では「うわぁ…詫びろがここに伏線としてくるか…」「詫びろって伏線回収あ…

2020/10/17

全文を読む

「半沢直樹」ロスの今、大考察! フェアリー渡真利とタブレット福山の“気になる関係”とは?

『日曜劇場半沢直樹 公式ブック』(講談社:編/講談社)  最終回の世帯平均視聴率が32.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、新シリーズもまた社会現象を巻き起こしたドラマ「半沢直樹」。個性的なキャラクターが今作の大ヒットに貢献したと思われるが、この記事ではそんなキャラたちについてもう少し考察を深めていこう。    まずは、及川光博が演じた、半沢の同僚で相棒・渡真利の“今後”について。9月6日に放送された特別番組「生放送!!半沢直樹の恩返し」では、渡真利というキャラについて及川は「主に半沢と電話してるか、一緒に飲んでるかで、アレクサのような使われ方をしている」「都市伝説では、半沢君にしか見えてない存在と言われている」「フェアリーなんじゃないか」と持論を展開して、スタジオの爆笑をさらっていた。    確かに渡真利は終始、業務そっちのけで相棒の半沢のために奔走していたかのように見える。しかしそんな渡真利に、ドラマ終盤では“別の相棒”ができていた。“タブレット男”こと、福山(山田純大)だ。

いつの間に!? フェアリー渡真利とタブレット福山の気になる関係

 …

2020/10/10

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヴェネツィア

依然として今さらながらなのだが、少しは今に近づいた。とはいっても、初出の「週刊ダイヤモンド」の連載は14年も前。さて、本書の方は第3弾とあってちゃんと世代は更新されている。世代交代とまではいかないが、半沢らのバブル世代と瀬名や森山らのロスジェネ世代とが共闘するのである。もっとも、ここでも半沢の活躍は目覚ましく、彼ら後進世代の範として自らの仕事を見事に全うするのである。そう、ここでも働く者にとってはかくありたいと思わせるのがまさに半沢の行動である。エネルギッシュという点では、先の2作を上回るかもしれない。

2024/01/03

ミカママ

うーむ。前2作を進化させたかったんだろう気持ちは伝わってきたけど、娯楽作品としては専門的内容過ぎるのでは。多少、企業買収の知識のある私でも、読みにくさが否めなかった。ギブしようとみなさんのレビューを拝見して、あまりの絶賛ぶりになんとか読了。ラストの小気味よさは健在。働く私たちへの応援歌なんだろうな。「勝ち組とは、自分の仕事にプライドを持っているヤツのこと」。

2017/08/05

W-G

世間でいわれるように、たしかに現時点ではコレが最高傑作。電脳雑技団と東京スパイラルの社内模様の対比、瀬名と森山の交流の中で芽生える情熱等々、わかりやすく熱い構成になっている。オチに関してはなんだかんだでまた粉飾ですか…と飽きを感じた部分もあるものの、そこからの中野渡頭取の存在感の強さがまた良い。善悪両サイドをちょうどいい案配で見せてくれたなという感じ。半沢に関しては、前二作のダーティーな姿を見た後だと、ずいぶん自分のことを棚に上げて部下には良い顔するな、と思うところが無きにしもあらず。

2019/11/11

yoshida

半沢直樹が東京中央銀行の子会社である東京セントラル証券へ出向。ライブドア事件を彷彿とさせる敵対的M&Aを通じ、バブル世代とロスジェネ世代の確執、半沢の信念を曲げず組織に屈しない生き方を描く。私自身もロスジェネ世代であり、M&Aを担当していた為、興味深く読めた。半沢直樹が支持される理由はなぜか。日頃、サラリーマンが屈している組織の論理や、内向きの仕事、間違っていると感じても言えない事柄。このような不条理に半沢は自身の信念で立ち向かい勝つ。半沢の生き方は真似できない。だからこそ魅力的に輝くのだ。

2017/05/20

トンちゃん

東京セントラル証券へ出向した半沢が、自身の信念を貫き、みごとスカッとさせてくれる一冊です。今回の対戦相手は~・・・まさかのあのメガバンク!!読めば分かりますw 今回は何倍返しだったんだろうと思えるくらいスカッとしますよ。とくに親会社・子会社の関係にあるサラリーマン(特に子会社側の方)には勇気を与えられる作品だったのでは^^サラリーマンの誰しもが半沢のようにありたいと思いつつも、それがいかに難しいことなのか。組織の(見せかけの)論理に対抗するこの難しさを知っているからこそ半沢の魅力が輝いて見えるのでしょう♪

2019/11/16

感想・レビューをもっと見る