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望郷 (文春文庫)

望郷 (文春文庫)

望郷 (文春文庫)

作家
湊かなえ
出版社
文藝春秋
発売日
2016-01-04
ISBN
9784167905231
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あらすじ

暗い海に青く輝いた星のような光。
母と二人で暮らす幼い私の前に現れて世話を焼いてくれた“おっさん”が海に出現させた不思議な光。
そして今、私は彼の心の中にあった秘密を知る…日本推理作家協会賞受賞作「海の星」他、島に生まれた人たちの島への愛と憎しみが生む謎を、自らも瀬戸内の“島”に生まれたミステリの名手が、万感の思いを込めて描く。 心に刺さる連作短編集。

2016年、ドラマ化決定!
出演:広末涼子、伊藤淳史、濱田岳ほか

【目次】
「みかんの花」
「海の星」
「夢の国」
「雲の糸」
「石の十字架」
「光の航路」

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 湊かなえの人気短編集『望郷』が映画化され、2017年9月16日(土)より公開する事が決定。ファンからは「映画向きの作品だしめっちゃ楽しみ」「原作・キャスト共に最高過ぎる!」と期待の声が上がっている。

 同小説は、“島”に生まれた人々の複雑な心が生み出す6つの事件を描いた短編作品。2016年にはドラマ版が制作されており、日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「海の星」の他、「みかんの花」「雲の糸」の3作品が映像化。広末涼子、伊藤淳史、濱田岳ら豪華キャスト陣を迎え人気を博した。

 映画では、ドラマ版では見ることが出来なかった「夢の国」と「光の航路」が実写化される。「夢の国」で、古いしきたりに縛られ窮屈な生活を送る中、ある事件を引き起こしてしまう夢都子を演じるのは、4年ぶりの映画主演となる貫地谷しほり。また、「光の航路」では、故郷の島で中学校の教師を務め、クラスに生じるいじめ問題に悩んでいる間、過去に確執を抱えたまま死別した父の本当の思いを知る事になる航を演じたのは大東駿介。

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2017/7/16

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テレ東スペシャルドラマに称賛の声続々! 「模倣犯」に続き、湊かなえ原作ドラマ「望郷」も大反響

『望郷』(湊かなえ/文藝春秋)

 2016年9月28日(水)にテレビ東京系で放送された、湊かなえサスペンスドラマ「望郷」が「島の美しさと独特の人間関係。素晴らしいの一言!」と大絶賛を受けている。  同作では、湊かなえの描いた傑作ミステリー短編集『望郷』から、日本推理作家協会受賞作「海の星」、そして「みかんの花」、「雲の糸」の3編をそれぞれ異なる脚本家によってオムニバスドラマ化。『望郷』は、湊かなえの故郷であり、現在は尾道市に編入したことで無くなってしまった「一島一市」の島・因島をモデルとした白網島を舞台とした、切なくも愛おしい人間模様と衝撃の真実の物語だ。  湊自身は「小説家として自分だから書ける物語は何だろう、と悩んだとき、それは『島』ではないかと思いました。瀬戸内海の小さな島で暮らす人たちが抱える問題は、そのまま、世界に目を向けた多くの人たちに通じるものがあるのではないか。そんな思いを込めて書いたのが、『望郷』です」と想いを語っている。  同作も、実際に瀬戸内海の島で撮影され、「湊かなえらしい人間の重さと切なさと、島の美しい景色のコントラストが…

2016/10/9

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望郷 (文春文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yoshida

「Nのために」があまり合わず敬遠していた湊かなえさん。良い作品に逢えた。白綱島を舞台として起こる様々な人間模様。家族内の妬みや葛藤、散りばめられた伏線。そのラストの回収に背筋が震える。米澤穂信さんの「満願」にも似た味わい。特に「みかんの花」、「海の星」、「夢の国」が好み。淡々と語られる過去や想いに、急な突風のように顕になる隠された真実。他者の想いは言葉にしないと分からないし、言葉にすることに失敗することもある。だからこそ、その行動の真意に驚愕する。程度の差はあれど、我々の日常にも潜む物語。満足の読書時間。

2018/02/18

にいにい

故郷の島を舞台に6つの短編が綴られるちょっとほろ苦く、でも、心温まる話達。子供の時には分からなかった出来事や勘違い、子供には知らされなかった事が人生に大きく関わっている。大人になって思い返し、身近な人の思いやりに触れる。周りの見守りの温かさ、閉塞的な環境から逃げたつもりでも繰り返される確執。噂の怖さも響いてくる。「雲の糸」のラスト。「光の航路」の父の生徒への視線。「石の十字架」の友情のあり方。「海の星」の風評と呵責、恋心。どの話も心を掴まれる一つを隠し持っている。湊かなえさんらしい一冊。「告白」にはまだ、

2016/02/23

milk tea

窮屈な閉鎖的な島での人間模様に息苦しさを覚えますが、謎やボタンのかけ違いが解かれていき、最後にほんのり優しさが残ります。

2016/01/31

nayu

面白すぎて短編なのがもったいなくて物足りなく感じてしまう短編集。  これ長編で読みたいなぁって思うものばっかり。  やっぱいじめってクソだわ。

2016/05/20

修一郎

 選択肢のない田舎で生まれ育った人たちが持つ閉塞感や窮屈な人間関係が描かれているとともに対照的な美しい瀬戸内の島の生活ぶりも表現されていて,湊かなえさんの得意技が存分に発揮されている短篇集だと思う。「海の星」がダントツでよかった。映像でない本物の海の星を是非生で見てみたいね。TVドラマでは「海の星」のおっさん役を椎名桔平さんが演じていて,やっぱりこれがいいんだわ… お気に入り順番;1)海の星2)みかんの花(妹さん役は広末涼子さんだった!)3)光の航路4)石の十字架5)夢の国6)雲の糸

2016/09/24

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