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利休の茶杓 とびきり屋見立て帖 (文春文庫)

利休の茶杓 とびきり屋見立て帖 (文春文庫)

利休の茶杓 とびきり屋見立て帖 (文春文庫)

作家
山本兼一
出版社
文藝春秋
発売日
2016-02-10
ISBN
9784167905460
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利休の茶杓 とびきり屋見立て帖 (文春文庫) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

山本氏は癌と闘いながらこのシリーズを書き続けていらっしゃったとのこと。「利休の茶杓」で本シリーズを締めくくろうとは考えていなかっただろう。このあと不穏な政情に揺れる幕末の京都と、そこで道具屋を営む若夫婦の姿をどのように描こうと構想していらっしゃったのか。激動の世にあってもおそらくこの夫婦は幸せに暮らし、商売も繁盛したに違いないのだが、それをどこまで書こうとなさったのか。もしもお元気で生きていらっしゃれば、我々はまだまだ長く本シリーズを、そして微笑ましい夫婦の姿を楽しめたに違いないのだ。誠に残念なことです。

2016/06/04

ユメ

京の情勢はますますきな臭くなってゆくが、真之介とゆずは動じない。蛤御門の変が勃発しても、平気で御所まで見に行ってしまう。もっとも、そんな野次馬は真之介に限らない。京雀のたくましさを実感させられた。『とびきり屋見立て帖』シリーズは本書が最終巻。都ではこの先、新選組や坂本龍馬、とびきり屋と縁のある人物が深く関わる事件が次々起こる……本当に、物語の続きが読みたかった。つくづく著者の急逝が惜しまれる。きっとどんな展開を迎えていたとしても、真之介とゆずは激動の幕末をしっかり生き抜いていたに違いないと信じている。

2019/05/13

更紗姫

明珍派の蛇を見た事はあるが、「自在」に動かせるようになっていると初めて知った。凄い技術力。本シリーズ、知らなかった事についてちょっと調べてみたり探す、よいキッカケをくれた。骨董ビジネスや壬生浪、京都の町など。「無血開城」で辛くも江戸は戦場にならなかったが、京都では多くの血が流れた。不穏な時代の空気と、それでも日々営まれる市井の生活。この緩急が作品のスパイスになり、いつまでも読み続けたいと思わせる。もっと色々教えてもらいたかったです。お茶を点てる茶筅の音が鈴虫の音色・・・?どうにも想像がつかなくて、楽しい。

2017/01/04

  平ちゃん

このシリーズは幕末の京都が舞台で、当時の世相が話の中で垣間見れ、物語のもうひとつの魅力になっている。今回も又新鮮組の芹沢鴨、近藤勇があれやこれやと難癖をつけ、又、ゆずのいいなずけの若宗匠もそれにからんで、いくつかの危機が訪れる。そんな危機をゆずと真太郎が解決していくこのシリーズは爽快さがあり、歯切れがいい。この巻で未完となり、最終巻とのは残念。お勧め度☆☆☆☆(~Max☆5)

2016/07/23

marsa

最後のとびきり屋を読み終えた。もう続きを書いてもらえないのがとても悲しい。思えば全く道具に対して知識がないわたしの先生だった。そしてとびきり屋がどんどん信頼され充実していくのが嬉しかった。京言葉のはんなりと真之介とゆずの道具に対する姿勢がとても好きだった。もう少しで江戸時代が終わろうとするところで終わっちゃうんですね。もう少し勉強したかった。

2016/02/24

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