逢沢りく 下 (文春文庫 ほ 22-2)
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逢沢りく 下 (文春文庫 ほ 22-2) / 感想・レビュー
あきちゃん
関西の家族の暖かく面白いやり取りが楽しかったです。りくちゃんが心から泣けて良かった!このまま関西にいたらいいのにと思うけど、りくちゃんの家族は東京の家族。これからぶつかり合いながらも、良い方向に変わって行けるといいな。お母さんがあまりに心配だけど。赤福のくだりの時ちゃん、可愛い!大好き。
2017/02/20
いちろく
紹介本の下巻。これまでの生活と親元を離れた大阪での生活の違い。様々なことに気がついていく逢沢りくの様子が伝わる物語。内容には触れませんが、あえてこれだけ。母親が娘の中学の制服を着て元彼を相手にホテルで誘う不倫のシーン、ここ数年内で最も気持ち悪くダントツでイタいと感じた場面でした。若い頃の栄光と今も持ち続けている見栄を歪んだカタチで見事に表現していますよね。これまでの流れと合わせて、一瞬で読者を更に嫌悪させる手腕が凄い。うん、こんな母親の元に帰ったらダメだ逢沢りく、と。女性の作者が描いている所が、またね。
2023/01/20
chiseiok
展開的にはそういう流れなんだろうな…と薄々感じていたにもかかわらず、このラストシーンにはやられた。いったいこの余韻の深さは何なのか。ほしよりこさん凄いな。その絵柄も含めこのひとにしか描けない世界ですね。ここで綺麗に終わりで良い気もするけど、登場人物達が魅力たっぷりなので、続きが読みたくもある。実写ドラマにしても面白そう…あ、だけどこの微妙なお話しにべたりと平べったい脚色されたら台無しなんでやっぱいいかな(笑)。余談ですけどWikiで調べたら『手塚治虫文化賞マンガ大賞』の他に『マンガ大賞』ってあるんですね。
2016/10/18
すむ
すごく綺麗な涙をみた。心の中で、なんて綺麗な涙なんだろうって思って、私も涙がでた。 無垢な子どもはもちろん、ウソを覚えた大人、自分の感情を騙せる人、みんな綺麗な心を持ってる。
2019/08/08
こうすけ
ああ、下巻とてもよかった。こんな時間まで仕事だったのに読んでしまった。ノートに落書きしたようなテイストが良い。これは名作。
2020/12/23
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- ISBN
- 9784766002300