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女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

作家
村上春樹
出版社
文藝春秋
発売日
2016-10-07
ISBN
9784167907082
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「女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)」のおすすめレビュー

村上春樹『女のいない男たち』『国境の南、太陽の西』の青山を歩く。【村上主義者のための“巡礼の年”③】

 6年ぶりに出版された村上春樹の長編小説『街とその不確かな壁』。その舞台である街と図書館があるのは福島県Z**町とされており、その場所が実際にはどこなのか特定しようとする動きもあるようだ。久々に長編小説が出た今年を“巡礼の年”として、これまでの村上作品で描かれた場所を訪ねた。

村上主義者のための“巡礼の年” 第3回 青山 「木野」

『女のいない男たち』(村上春樹/文藝春秋)

村上作品における青山は往々にして“魔窟”である

「木野」(村上春樹/『女のいない男たち』所収/文藝春秋)

 村上春樹の作品には、東京都港区の“青山”が登場することが多い。小説やエッセイに出てくるエリアは、だいたい代々木駅から総武線で信濃町駅まで、そこから外苑東通りを南下して青山一丁目の交差点を通過、青山墓地の辺りまで行き、西麻布の交差点を右に折れて六本木通りを渋谷まで、そして山手線に乗ってスタート地点である代々木駅までを囲った、おおよそ一周9キロほどの場所だ。ここには村上が国分寺から越して再オープンしたジャズ・バー「Peter-Cat」があった千駄ヶ谷や、執筆のための仕事場、ファ…

2023/6/5

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女のいない男たち (文春文庫 む 5-14) / 感想・レビュー

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やいっち

仕事の合間の楽しみに読んできた。もっとさくさく楽しんで読めるはずが、予想外に仕事が忙しくなったこと、合間に青柳いづみこ氏のエッセイを楽しんだこともあって、一週間を費やした。  その前に手にすること自体、躊躇ってきた。題名の「女のいない男たち」に、ギクッ俺のことかと書店で手にできないできた。

2022/04/21

あきら

短編集で、ひとつひとつは別の話で完結しているんだけど、どこか聞いたことのあるような、別の物語に生きている人たちとどこかで知り合いのような、そんな繋がりを感じさせ、何度か読んだページに戻ることがありました。 洗練された例え表現はもう流石で、圧倒的な世界観を持つ方だなと改めて感じました。

2022/01/21

射手座の天使あきちゃん

新刊のたびにトライ&挫折を繰り返している村上春樹さん 豊かで磨かれたお酒や音楽への造詣、暗喩・明喩・比喩的表現の数々 うーん、こりゃ相当洗練された感覚の持ち主じゃないと読了は無理かとあきらめかけたけど ジャジャーン見事読了!!(笑) えっ、内容ですか  ??? いまひとつ呑み込めませんでしたが「女のいない男たち」私もその一人です(笑)

2016/12/21

カムイ

映画が話題になっているので読んでみた。読メでは初の村上春樹氏、初期作品は数冊読んでいるが、相変わらずの男女の不倫、セックス、のオンパレード。内情的な主人公達は健在であるし、読者のカムイはえっ、それで終わり⁉️って投げ出される始末でした、村上春樹の文学はカムイにはあまり合わないのかなぁと思いながら読んでいましたが(シェエラザード)はワクドキしながらした。千夜一夜物語の続けてよぉ~と(クッソ~)😅

2022/05/14

ウッディ

「ドライブ・マイ・カー」より「独立器官」と「シェエラザード」が面白かった。久しぶりに読んだ村上春樹さんの恋愛小説は、どこを読んでも彼らしい一冊でした。「風の歌を聴け」に夢中になった高校時代、ビールばかり飲んでいた主人公に憧れを感じていた自分、それから数十年経って、ナパワインやシングルモルトを飲むようになった主人公達のことを、同窓会で再開した友達のように感じてしまった。女性に対して冷静すぎる男性の恋愛を描いてきた村上さんが、一人の女性を愛しすぎて狂ってしまう男性を描いたのも、何かのメタファーなのだろうか?

2022/05/01

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