半分、青い。 上 (文春文庫 き 42-2)
「半分、青い。 上 (文春文庫 き 42-2)」のおすすめレビュー
新たな社会現象の予感? 脚本家・北川悦吏子が描く朝ドラ『半分、青い。』の魅力
『半分、青い。上』(北川悦吏子/文藝春秋)
新しいさわやかな朝がやってきた。2018年上半期のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の人気がじわじわと広がっている。ヒロインを演じる永野芽郁と、幼馴染役・佐藤健の演技にもひきつけられるが、何よりも、その物語自体に魅了されている人が多いのではないか。1970年代から1990年代に漂うどこかノスタルジックな雰囲気。左耳にハンデを負ったヒロインを支える家族の温かさ。ヒロインと幼馴染の恋愛関係になりそうでならない距離感…。どこの場面をとっても、なつかしいような切なさを感じるのはどうしてだろうか。
脚本をつとめるのは、北川悦吏子氏。北川氏といえば、『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』『オレンジデイズ』などで、障害を持つ主人公を中心とした恋愛を描き、社会現象を巻き起こしてきた人物だ。『半分、青い。』も新たな社会現象を生み出しそう。岐阜出身であったり、左耳が聞こえなかったりという設定は、突発性難聴となり聴神経腫瘍と診断された北川氏の実体験が土台になっているという。北川氏の新たな代表作となりそうなこの…
2018/5/13
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半分、青い。 上 (文春文庫 き 42-2) / 感想・レビュー
しいたけ
テレビで観てなかったのです。あろうことか。騒ぎを聞きつけ本を読み、遅ればせながらきゃあきゃあし、慌ててホームのタイムシフト付きテレビで遡れるところまで遡りました。自宅のテレビより遡れないのが残念。本も面白いけど、テレビではもっともっと面白かったのでしょうね。リツは本よりもっとカッコよかったのでしょうね。朝ドラは「花子とアン」後ほとんど観ていなかったのですが、久々にまた観ます。リツ!はよ戻ってこい!
2018/07/12
ユザキ部長
少女マンガのノリかも知れないけど、面白い。七夕の日に同じ病室で産まれ、同じ町で育った二人。上京しても一緒でそれぞれに恋をし、別れ、人との距離感に思い悩む。「私には、難しいことはわからない」「いい加減、難しいことわかれよ」半分青い空の、残りの半分の景色は何色か。下巻へ。
2023/01/27
はるき
朝ドラ好調につき。ネタバレしちゃいますが、我慢できずに読んでしまいました。甘酸っぱくて堪りませんわ!
2018/05/25
Walhalla
NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』のノベライズ作品です。主人公の鈴愛ちゃんは、とにかくまっすぐ純粋で、でもそれで失敗してしまうこともありますが、ずっと応援していたくなります。夢を追いかけ、恋もして、成功したり傷を負ったり、普通の女の子が全力を出す姿が微笑ましいです。また、この作品では秋風羽織先生の存在もインパクトが大きいですよね。秋風先生の心に響く言葉の数々も、この作品の見どころの一つです。鈴愛ちゃんにとって、大きなターニングポイントとなる場面で、下巻に続きます。
2022/09/07
こーた
朝ドラにどっぷりはまっています。放送が半分を越えましたので復習を兼ねて上巻を読みました。スズメの生き方が青くて痛々しい…。北川先生が脚本であり原作者でもあるのに違いがあって面白かった。下巻は放送終了後に読みます。
2018/08/07
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