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極悪専用 (文春文庫 お 32-9)

極悪専用 (文春文庫 お 32-9)

極悪専用 (文春文庫 お 32-9)

作家
大沢在昌
出版社
文藝春秋
発売日
2018-06-08
ISBN
9784167910785
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極悪専用 (文春文庫 お 32-9) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

多摩川沿いに佇むマンション【リバーサイトシャトウ】管理人はゴリラ似で口を真横に切り裂かれた痕がある怪しげなおっさん。そのせいで何を喋ってるかよく分からない。そんなおっさんの下で管理人助手を務める事になった“俺”初日からいきなり命を狙われてしまう。そう、なぜならこのマンションに住まう住民は指折りの極悪人ばかりだったのだ…。設定がとにかく良かった!!登場人物は全員“悪人”にも係わらず、コメディタッチに描かれているため、笑いを含みながら読める面白さは必読の一冊。これは是非とも続編希望!

2021/07/29

ちーたん

★★★★☆『リバーサイドシャトウ』それは極悪人しか住めないマンション。俺は拉致られ、そこのマンションの管理人・白旗っつーゴリラのような口が裂けた男の助手を1年やるハメに。住民はもちろん危ない奴らばかり。殺し屋、詐欺師、テロリストetc…。1年持った助手はいないってんだから俺、生きて戻れるのか?😨◆10話の連作短編集。序盤の拉致→マンション紹介の導入部が済んだら、もう住民トラブルの連続で死と隣合わせ!危ない展開の中、マンション内の秩序が守られるギャップがまた笑える!ブラックコメディで面白かったです!

2020/02/25

mayu

読友さんからご紹介いただいたこちらも。なんと、ここは極悪人専用のマンション。家賃は高額だけど、セキュリティは万全。住人のプライバシーは守られる。規約さえ守れば何をやっても自由。だから、たまに依頼のある特別回収の中身はまさかの…。そんなとんでもないマンションの管理人助手として送り込まれた僕。約束の期間を勤め上げて脱出できるのか。もちろん無事であるわけもなく、粗相は許されない命をかけた仕事ばかり。ハラハラの連続、面白かった。一見普通に見える住人にも要注意。いやーこのマンションには住めないな、退散しよう。

2021/02/09

ゆのん

発売日に買う予定無かったのにタイトルに惹かれ衝動買い。買って良かった!以前映像化に合わせて読んだ『冬芽の人』以来の在昌作品。ハードボイルドがあまり得意では無いのでなかなか読めない作家ではあるが本作、ノワール×コメディで破茶滅茶過ぎて面白かった!祖父が闇の大物なのを良い事にヤンチャし過ぎた主人公。送り込まれたのは極悪人専用高級マンション。住人のキャラの濃さは元より管理人も相当なクセモノ。武器、弾薬、毒の持ち込みも暗黙の了解、死体が出れば始末する。ドタバタの中に緻密な設定があり管理人の悲しい過去もある。

2018/06/12

かずー

主人公の望月拓馬の祖父は裏社会で誰もが恐れる人物。それをいいことに悪事をし放題。それを見かねた祖父により拓馬は1年間、極悪専用マンションの管理人助手をすることに。そのマンションは住民のプライバシーを完全に守るので殺人が起きても警察に通報することなく死体を処分する。対戦車砲を使って車を破壊するのはぶっとびすぎてリアリティーがなさすぎるがそこは割りきって読む。この仕事を通して拓馬が成長していくのが良かった。

2020/06/26

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