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アンタッチャブル (文春文庫 は 25-9)

アンタッチャブル (文春文庫 は 25-9)

アンタッチャブル (文春文庫 は 25-9)

作家
馳星周
出版社
文藝春秋
発売日
2018-07-10
ISBN
9784167910990
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アンタッチャブル (文春文庫 は 25-9) / 感想・レビュー

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タイ子

馳さんのコメディ作品。これがまたバカバカしいにもほどがあるぐらいなのに、どこか本気の部分が垣間見えて読んでいるうちにこの世界観にどっぷりになりそうな。警視庁公安刑事の汗と涙の物語。何だか本気度が見えてきたでしょ?公安の片隅に追いやられた元超エリートの男の元に異動してきた元捜査一課の刑事。上司の男、周りから変人扱い。任務がこれまた奇想天外な話。変人とは知りながら命令を聞くのもツラい。アホみたいと切り捨てできれば楽なのに宮仕えの悲しい性。公安を巻き込む大騒動の結末の真相は…。ある意味ブラックユーモアですね。

2023/11/19

k5

馳星周月間⑤。馳星周の公安ものということで、色んな期待があるけれども、本作はスラップスティックコメディ。家柄も知性も体力もトップクラスだが、離婚の傷から妄想を抱いている椿警視と、彼に振り回される不幸な宮澤巡査部長のバディもの。面白かった! 脱力ギャグやファンタジーに逃げることなく、設定の中で読ませきる、日本のスラップスティックコメディとしては、筒井康隆に匹敵するくらいの名作じゃないでしょうか。好きな作品です。

2022/10/09

keiトモニ

新宿鮫絆回廊じゃ東洋通商研究会で、アンタッチャブルじゃ特殊交易研究所か。差し詰め香田が同期入庁で大手商社に再就職の塚本なら、鮫島上司の桃井課長が滝山課長。では鮫島警部補が椿警視か。それでは刑事魂が釣り合わんか?いや滝山課長に言わせると椿警視は捜査の鋭い勘は間違いないとか。てなわけで滝山課長を見事葬った。“十人十色、様々な個性が綺羅星の如く寄り集まった捜査一課とはまるで違う。捜一では没個性は能無しと同じだと見なされる”…するとハムでは没個性は有能この上なしか。読んでる途中で著者に直木賞の報。まずはめでたい。

2020/07/20

Fondsaule

★★★★☆ これ、ほんとに馳星周さん? 奥田英朗さんかと思った。 なんか期待通り続編もあるみたいだし、楽しみだなぁ。

2019/01/09

やっちゃん

タイトルからハードボイルドを期待して読むもまさかのコメディ寄りでライトめ。下ネタだけがハードなのが笑。最後もちょっとよく分からなかった。うーん、ガチガチのハードボイルドが読みたかったなあ。

2021/01/05

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