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錆びた滑車 (文春文庫)

錆びた滑車 (文春文庫)

錆びた滑車 (文春文庫)

作家
若竹七海
出版社
文藝春秋
発売日
2018-08-03
ISBN
9784167911201
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錆びた滑車 (文春文庫) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

書き出しの文章にしびれた。ハードボイルドはこうでなくっちゃ。その一文に「青沼ヒロトと出会い、一つ屋根の下で暮らした」とあった。これまで浮いた話がなかった葉村晶にもついに艶っぽい話が・・・と思ったら、やはり不憫な女探偵なのであった。まことにお気の毒。満身創痍の40代女探偵って、大変ですなぁ。お疲れ様です。しかし、私はもっともっと葉村晶シリーズを読み続けたい。かわいそうだが、若竹さん、もっともっと葉村晶をこき使ってやってください。いよいよ次作はシリーズ最新刊『不穏な眠り』。すでに手元にある。読むのが楽しみだ。

2020/02/13

中原れい

会うたび「加齢による体の衰え」の表現が多くなるような…読者の身に覚えがあるだろう、そういうとこを欠かさず書くのも若竹さんの容赦ないところですね。いるいる、イヤだねこういう人物!と言われるおばさんの尾行だったのに、また隠れた事件を炙り出しまくってしまった晶。頑張ってよかった、と思える事柄もちゃんとあるのが救いかな。巻末の富山店長コーナーも健在で嬉しい。

2018/08/17

紅はこべ

今回はマジ赤字、持ち出しの方が多い。約束の報酬30万もらえたんだろうか。心配。このシリーズの読者なら葉村晶が無傷で済む筈はないというのは承知だが、それにしても今回は格別ひどかった。たとえ当麻警部からの脅しがなくても、葉村はヒロトの知りたかったことを調べた気がする。葉村晶版『長いお別れ』かな。マーロウがテリーの為に動かずにいられなかったように、葉村もヒロトとミツエの為に動かずにいられなかった。女達が中心となった回。出て来る男は老いも若きも殆どアホだった。意外だったのが光貴。

2018/11/09

nobby

葉村シリーズ第6弾はなかなかのイヤミス長編。40代半ばを迎えた女探偵の活躍は、時に人や物が降ってきて顔面血だらけ左腕や指は骨折、足はもつれ、ふくろはぎはつり脱水や疲労の色濃く徹夜が身体に堪えるのが痛々しい…まずは冒頭での「一つ屋根の下」での出会いや、終盤に「わたしこう見えて怒ってるんだけど」なんてクールな怒りにドキドキ!何気なく押し付けられた探偵依頼が、いつのまにか大きな事件に繋がる。交通事故や火事という些細な不幸を社会問題や過去まで結びつけるのは秀逸。黒幕はじめ読了して人物の印象をひっくり返すのも見事!

2020/07/31

遥かなる想い

2019年このミス国内第3位。 女探偵 葉村晶の軽快な探偵物語である。 ドジで 不運な 葉村晶の語りが好ましく、 楽しめる。 老女の尾行から始まる、事件への展開は 定番だが、何となく味わい。 著者らしい展開と 葉村探偵の愚痴が楽しい …そんな作品だった。

2019/04/27

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