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ギブ・ミー・ア・チャンス (文春文庫)

ギブ・ミー・ア・チャンス (文春文庫)

ギブ・ミー・ア・チャンス (文春文庫)

作家
荻原浩
出版社
文藝春秋
発売日
2018-10-06
ISBN
9784167911553
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ギブ・ミー・ア・チャンス (文春文庫) / 感想・レビュー

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mura_わくわく

「世間にはまだだれのものか決まっていないチャンスがたくさんころがっている」。荻原さん、6冊目。笑いたかったから手に取った。短編全8編。皆、夢を持って頑張っているストーリー。最初の編で笑うことができなかったのだけれど、「冬燕ひとり旅」からは荻原さんならではのこみ上げる笑いに楽しんだ。一番は「冬燕ひとり旅」かなあ。前に拝読した。「母恋旅鳥」に似て。歌手で演歌ものは苦労が多く、涙を誘う。どの物語にもふっと心が温かくなるシーンがある。登場人物が飾らないところが好み。作家自らのあと描(えが)きもよかった。

2020/09/22

夢に向かって頑張る主人公たちの短編集。皆狭き門でも、別の職種でも最終的になりたい形に向かって一所懸命。傍から見ても、難し世界だと思うような仕事でも望みをかけている姿に勇気づけられました。巻末の荻原さんの絵が良い。ストーリーのイメージを全く崩しておらず見ただけでシーンが蘇って来ました。『アテンション・プリーズ・ミー』が1番好きです。人を見た目で判断してはいけないと再確認出来ました。

2018/11/23

おかむー

夢と希望に満ちていたあの頃、それから月日が過ぎた今…どうしてこうなってしまったのか。思うようにいかない人生を生きる8人の男女を描いた短編集。『よくできました』。うだつのあがらないひとびとのやるせない日々ではあるけれど、コミカルな文章がままならない彼らの姿を微笑ましく見せてくれている。どの物語も最後に現状から一歩踏み出すところまでで、その結末までが描かれることはない。彼らがその先に成功しているとは限らない、さらになんともならない状況になることも想像はできる。それでも彼らには“やらなかった後悔”はないのだ。

2018/10/21

まこみん

8編の短編集。特別な才能には恵まれず、それでももっと自分に相応しい居場所があるはず、ともがく様は、どこにでもいそうなごく普通な私たちの姿ではないだろうか。挫折した元力士、歌は上手いのに運に恵まれない歌手、アシスタントから脱却したい漫画家志望男、憧れの国際線スチュワーデスに成れたのに人員整理で退職、復帰を狙う元CA,嫌々ながらゆるキャラの着ぐるみに入る役目になった市職員、小説家を目指し新人賞を狙う主婦、キラキラネームに負けない自分を志す女、芸人を目指してネタ作りに励むバイト男。荻原さんの「あと描き」は必見!

2019/04/07

ふう

どこかで会った?と思いながら、ほのぼのとした気持ちで読み終えました。具体的な設定はちがうけど、こんな感じの人がどこかにいたような…。「しょうしんもも」の地方公務員だったかな。神様からひと言告げられたサラリーマンだったかな。一生懸命だけど、人を押しのけることができず、うまく立ち回ることも苦手。でも、自分の気持ちに嘘はつけない…。荻原氏の作品に登場するそんな人々が好きですが、彼らのそばで彼らの良さをわかってくれる人がいる、という別な意味でのチャンスもいいですね。

2018/11/06

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