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みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記 (文春文庫)

みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記 (文春文庫)

みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記 (文春文庫)

作家
星野博美
出版社
文藝春秋
発売日
2018-10-06
ISBN
9784167911638
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みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記 (文春文庫) / 感想・レビュー

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こばまり

確かに最近の関心の一つにキリシタンがあるが、信者でない私がよもや最終章で落涙するとは思わなかった。特にタイトルの意味するところに。心の赴くまま斯くも深い旅ができる著者の感性に改めて羨望の念を抱く。

2020/06/26

kei-zu

著者のフィールドワークに圧倒される。資料を読み、現場を訪れ、人と言葉を交わして明らかになる史実。 キリシタンの資料はいくらか読んだことはあるが、殉死と聖遺物への執着は指摘されるまで気が付かなかった。それでも、当時を生きた人々に向ける著者の視線は暖かい。 エッセイ風に書かれる現在の著者の描写と資料の読み解きで描かれる当時の模様が交錯する構成に、慣れないうちは戸惑ったが、本書の最後でそれらが重なるカタルシスは圧巻。

2021/04/29

hatayan

キリシタンにシンパシーを感じた著者が1600年代の楽器であるリュートを手に、殉教者のルーツを追って長崎、スペインを訪ねた記録。 壮絶な殉教を遂げたキリシタンは記録されないまま膨大に埋もれていること、キリスト教で福者、聖者と認定されるには教会本部の年単位の審査があり、不純な動機がないことが確かめられること、処刑された信者の遺体や遺物が崇敬の対象として奪い合う対象ですらあったこと。迫害されるキリシタンをテーマにした映画「沈黙」の映像を思い出しながら読みました。 著者の文体は人によって好みが分かれるかも。

2018/11/17

ぺっ君

戦国時代から江戸初期のバテレン、キリシタンの動向を追ったノンフィクション。ページ数が示すようにかなりの大作。この作品ではリュートにあたるが導入部から詳細で、現地取材記が多く、かつエモーショナルな作風は以前通り。作者の世界観に引き込まれそうな作品。

2020/11/26

みのくま

ぼくは著者ほど戦国時代にやって来た宣教師に対して好意的にはなれない。本書を読んでも西欧の諸国家が植民地取得の尖兵として宣教師を使った事は疑えない。だが、それはあくまでマクロな視点で歴史を見た結果である。実際の宣教師達がどんな人だったかは全く別の話だ。彼らはとても狂信的で、殉教できる場所(ローマ帝国)を探しイエスや使徒と同じ事をやろうとした。いやイエスに成ろうとしたのだ。彼らの狂気は日本人にも伝播した。おそらくキリシタン達は理知的にキリスト教を受容したのではない。神をなぞろうとする狂気に魅入られたのである。

2019/09/15

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