読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

傷痕 (文春文庫)

傷痕 (文春文庫)

傷痕 (文春文庫)

作家
桜庭一樹
出版社
文藝春秋
発売日
2019-02-08
ISBN
9784167912239
amazonで購入する Kindle版を購入する

傷痕 (文春文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

タカユキ

キングオブポップスが遺した傷痕。キングオブポップスがつけた傷痕。キングオブポップスが負った傷痕。それぞれがその傷痕を癒したり、深めたりしている。誰が読んでもマイケル・ジャクソンをモデルにしている。51歳で突然、この世を去ったキングオブポップス。それでも彼の周囲の人々の語りの中でキングオブポップスは眩しく輝く。語り手は、みな幸福ではないのに彼が存在する事で幸せを感じる。スーパースターの真実の姿は見えない。彼の口癖だった「アメージング」の言葉の通り、歌と踊りで軽やかに魔法を魅せてくれました

2019/06/12

アッシュ姉

表紙の少女が主役かと思いきや、そうではなかった。桜庭さんの描く少女の物語が好きなので、そこは残念だったが、MJへのオマージュ作品として読了。偉大なるキング・オブ・ポップがどれほど多くの人々に愛されていたのか、彼を失った深い悲しみ、スーパースターの孤独と苦悩、残された家族の想いに触れることができた。欲を言えば、著者らしい混沌と疾走感が欲しかったし、ちょっとテイストが違うので、どういうきっかけで執筆されたのか気になるところ。

2019/07/31

Junichi Yamaguchi

『魔法みたいだろ』… もちろん、MJを想像しながら読み進めたが、清志郎さんを思い出しての読了。僕の中ではJapanese king of popは清志郎さん以外浮かばない。king of rock でもあるが… だからか、この言葉しか浮かばない。「愛し合ってるかい?」 久々に本の感想を書けない。。

2019/02/26

としなり

世界的スーパースターの急死。残された一人娘。娘は常に仮面を被り、素顔が知れない11歳の少女。その名は「傷痕」。桜庭ワールド全開です。このにじみ出る雰囲気が好きですね。奇抜で掴みどころがよく判らない話ですが。。

2019/02/21

イトノコ

キング・オブ・ポップと呼ばれた偉大なシンガーの死。彼と関わりのあった者たちがそれぞれ彼を語る。娘、あるファン、スキャンダルを追った記者、彼を訴えた少女、姉…。スターの偶像は、それを見る者の鏡。その虚像が集まって、時代というより大きな虚像を作る。そんな彼も、ひとりの息子で、弟で、父親であった。体に残る無数の傷痕は、彼の父親が(方法の是非はあれ)彼を愛した証。そう消化できたから、娘に「傷痕」の名を送ったのか。終章で傷痕が語った「パパを、愛しています」のひと言で、苦しい人生を送った彼の魂が救われたように感じた。

2019/03/08

感想・レビューをもっと見る