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黄昏旅団 (文春文庫)

黄昏旅団 (文春文庫)

黄昏旅団 (文春文庫)

作家
真藤順丈
出版社
文藝春秋
発売日
2019-04-10
ISBN
9784167912574
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黄昏旅団 (文春文庫) / 感想・レビュー

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goro@80.7

どんな旅が始まるのかと思えば、話は予測不能な異次元に連れていかれました。結局誰も救えなかったのか、とも考えたけど檜山にしても葵衣子にしても少しは道を戻せたのかとも思う。日菜子にしてもマグサを追い出せた分、光は見えてくるのだろう。タイゼンにはお疲れ様をとグンには頑張れよと声を掛けてあげたい。作家こそ道行きの人だと思う。

2020/09/01

たこやき

正直なところ、序盤、どういう設定なのかがよくわからないままに始まった物語に戸惑った。が、人生の心象風景を巡る旅、というものが始まって引き込まれ、そこから、主人公・グンがどういう存在なのか、という次々と来る「実は!」でどんどん読むスピードが上がっていった。ただ、最後まで読み終わってみると、何か中途半端な感じもしないでもないような気も……。でも、心象風景の旅が、その人生の現在に達すれば終わるように、生きている、ということは「先がある」ということ。この終わりは、その象徴なのかな?

2019/06/12

かわちゃん

個人的には直木賞の、というより奇作「墓頭」の真藤さんのこの本を。 真藤さんらしいエキセントリックな要素にアウトローな人物の精神的ロードムービーのような本でした。らしいなあ。映画の殺人鬼の深層心理にダイブインする「ザ・セル」を思い出しました。 この本でも極めて映像的な風景ばかりなのに、実際の映像化はアニメ以外ないよなと思わせるのも、不思議な魅力でした。 (備忘録 4)

2020/01/14

播州(markⅡ)

この「道」読むのほんと疲れた!人生分の心象風景である「道」を歩くグンとタイゼン。めっちゃ面白かった。現実と「道」とを行き来するだけなのだが、どんどん明かされていくバックグラウンドにもう夢中。色々な道があるけれどフロイトさんが見たら性欲溜まってんなっていわれるんやろな。読んでいる間、筒井康隆のパプリカとか宮部みゆきのドリームバスターとか恒川光太郎の風の古道とかが頭の中に浮かんでは消えていった。読む人によって思い出されるものが違うのだろうなぁ。それが「道」かと一人納得。疲れたけれども、爽やかな心地よさなのだ。

2020/09/09

maybe40shoulder

「墓頭」を読み、過去の著作を追ってきた、真藤先生との出会いが2019年の読書において一番の幸せだった。ウマがあう、というか、根底に流れる人間の良心に基づく熱さが大好きです。他方で、本書でのマグサのように、悪役が放つ力強い魅力も素晴らしい(ラスト近く、グンと対峙する際の理由はなかなかグッときた)。 「歩くこと」そのものに本書の魅力はあるように思える。それは実際に足を動かし歩く行為に留まらず、人の足跡や人生、さらには人の歴史にまで及び、究極のところ、人間賛歌なのだ、と感じた。

2019/12/17

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