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ロベルトからの手紙 (文春文庫)

ロベルトからの手紙 (文春文庫)

ロベルトからの手紙 (文春文庫)

作家
内田洋子
出版社
文藝春秋
発売日
2019-04-10
ISBN
9784167912642
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ロベルトからの手紙 (文春文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

内田洋子さんのイタリア庶民の生活を描いたエッセイというかちいさな物語のような話が13楽しめます。それにしても行動的で半年間船の上で過ごしたりもしています。表紙の木彫が印象的で足にかかわる話がほとんどです。内田さんはすぐにイタリア人と親しくなったりしてその人の身の上話などをよく効かれたりしています。本当にイタリアに溶け込んでいるのですね。

2020/02/03

のぶ

内田さんのイタリア暮らしを綴ったエッセイ集。過去に「ジーノの家」というエッセイを読んでいるが、その流れの内容だった。内田さんのエッセイは、観光やグルメの事を書いてあるような甘口のものではなく、現地の人との触れ合いを中心としているので、しっかり読まないと人間関係が分かりづらい。もちろん説明はあるのだが、辛口の印象を受ける。ただ人との繋がりを通して、イタリアというものが浮き彫りになってくる。読んでいる時は気づかなかったが、どれにも足をテーマにしているようだ。再読した際には気を付けて読んでみたい。

2019/06/14

イオちゃん

40年イタリアに住み、色々な暮らしを経験しながら集めた13の実話集。半年間の船上生活後に陸に上がってみると…。パリへの寝台特急での驚愕な出来事。ヴェネツィアでのひっそりしたクリスマス。交差点で老婆に手を貸しながら聞く彼女の人生。寂寥感が漂い、切なさが残る話もあれば、苦しみから解放される話もある。いづれにしても、クールな筆致で切り取られたイタリアがここにある。

2019/06/04

びっぐすとん

110円本。内田さんの本は2冊目だがすごく好きだ。私達が「陽気で楽天的」と大雑把に捉えているイタリア人のイメージはごく上部だけのもの。彼らは日本以上に移民や格差の問題を抱え、それは確実に日常に入り込み、土地や家族の呪縛とも言えるしがらみから離れられない。長く暮らしながらも内田さんの視点は異邦人のもので、イタリアの土地にも人にも染まらぬ静かに細やかに紡がれる文章は、エスプレッソのように苦く濃い。出来ることならこの本を私もミラノのバールでエスプレッソを飲みながら読んでみたい。内田さんの本、もっと読みたいな。

2020/09/30

Cちゃん

足にまつわる13編。相変わらずの随筆のような小説、小説のような随筆。そして単なる観光では知ることの出来ないイタリアが、いま自分がそこに居て、ずっとそこで暮らしていたように手にとって感じられる文章が素晴らしい。あぁイタリアにまた行きたい!(内田さんと須賀敦子さんの本を読むたびにイタリア熱が再発します)

2019/07/01

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