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探検家の事情 (文春文庫 か 67-2)

探検家の事情 (文春文庫 か 67-2)

探検家の事情 (文春文庫 か 67-2)

作家
角幡唯介
出版社
文藝春秋
発売日
2019-04-10
ISBN
9784167912659
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探検家の事情 (文春文庫 か 67-2) / 感想・レビュー

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kawa

探検の周辺事情や日常を綴るエッセイ。文章も上手いし、面白いエピソードも数多くあり読み手を引き付ける。「極夜行」のよう圧倒的冒険を決行した方のサイド・ストーリーとして楽しみました。「思いつきに呑みこまれていく」、これ名言かも。

2019/07/01

ann

面白かった‼️ 「極夜行」ファンには絶対オススメ。シリアスな様々の探検記の裏にはこんな人間らしい、あんな事情こんな事情が溢れてたとは。氏のエッセイを読むたびに、奥様の強さに感心するのもいつものこと。ロマンチストの探検家の成功は、超現実的でしっかり者の奥様あってこそでしょうか🙂

2023/09/19

hatayan

探検家・角幡唯介氏が36歳から40歳の間に書きためたエッセイ集。これまで発表してきた作品の本編では書けなかったエピソードを収録。チベットの住人がウンコを拭いた手で作ったと思われる団子を断れずに口にして下痢に悩まされ、若い頃は山に行く交通費を浮かすために電車のトイレに閉じこもり検札を逃れる。体臭がきつくなったのは探検を続けたせいではなく加齢臭だったというオチなど、笑える仕掛けが随所に施されているのはさすが。北極圏における人間と犬の抜き差しならない深い関係を描いた「人間とイヌ」は含蓄に富む一編として読めます。

2019/06/14

活字スキー

「文章がどうとかいう以前に初手から間違っている。読者は何が正しいのか間違っているのかわからなくなり、世界が変わって見える」と言われて「なんだかいい感じだ」とときめく高野さんもどうかしてるが、グリーンランドにある世界最北の村で七ヶ月過ごして帰還するや、妻から「くさい。原始人のニオイがする」と言われて「オレは、この清潔で安心で安全であることばかりが尊ばれて、空気ばかり読みあっている現代消費社会におけるハミダシ者!このようなニオイを発散する経験を、お前たちは持てているのか?」とドヤる角幡さんも大概どうかしてる。

2019/09/13

meow3

角幡さんの日常、探検家の舞台裏といった感じのエッセイと対談。若い頃の探検への取り組みと情熱、40代になった今の目標やこれからやりたいこと、人生その時々のステージによって自分の体や精神、取り巻く環境などが刻々と変わって行きその中で未来を模索する様は探検家でなくとも深く共感できる。対談の中での「今ある世界から、どう一歩ぬけでるかという勝負」という言葉が印象に残りました。早く「極夜行」を読もう。

2019/06/01

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