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陰陽師 玉兎ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 玉兎ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 玉兎ノ巻 (文春文庫)

作家
夢枕獏
出版社
文藝春秋
発売日
2019-06-06
ISBN
9784167912918
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陰陽師 玉兎ノ巻 (文春文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

2年前にハードカバーで読んでいるのですがいつも通りに文庫版で再読です。印象は天候や月などに関するものが多く自然をより感じました。とくに木犀月という短編は百人一首でも有名な蝉丸法師と晴明、博雅の3人が月を鑑賞している話ですが、墨絵のイメージが出てきて高畑勲監督に短編の映画化でもしてもらいたい感じがしました。

2019/06/20

眠る山猫屋

やはり、良い。邯鄲。草雲雀。松虫。鈴虫。なんて羅列を見つける度に、数十年変わらぬクオリティが甦るよう。変わってきたのは、やはり蘆屋道満。不敵な敵役が、いつの間にか想いを隠した照れ屋の良い漢になってきた。なんなら清明たちより素敵かも(笑)そんな道満の『道満月下に独酌す』がほんのり優しくて切ない。平安の闇は色々なものを隠してしまうから、すれ違ってしまった気持ちは更なる闇の奥に消えてしまう、そんな原点回帰の物語が多かったかな。

2019/06/11

ちぐりん

「どうだ博雅、ゆくか」「う、うむ…」「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった――― このいつもの流れを見るだけで心が踊ります。玉兎ノ巻とあるように、月にまつわるお話の1冊でした。はるか太古の時から美しく満ち欠けを繰り返し、いつの時代も人間を魅了してやまない。人の心を惑わせ、癒す力もある月。 その月明かりのもとには、博雅の葉二と蝉丸の琵琶、四季折々の花が咲き、虫の声が聴こえる晴明の庭。 ひとつひとつのお話は、以前よりも怖さがなくなったような気がしますが、やっぱり大好きです。

2019/08/10

HMax

博雅、やはり呪の使い手、知らぬ間に式神を作るだけではなく、清明でさえも救えない鬼を救う「輪潜り観音」。「嫦娥の瓶」、嫦娥4号が月の裏に着陸した際に嫦娥の説明を聞いたのを思い出しました。暖かくなってきた今日この頃、今年の夜桜見物は静かに物思いに耽りながら、月を映したお酒を楽しみたいものです(コロナのために嫌でも静かになりそうです)。ゆこう、ゆこう、花をみにゆこう。

2020/03/16

みやび

陰陽師の醍醐味は、移りゆく季節の静謐で美しい情景描写と博雅の吹く笛の音の表現。それから晴明と博雅の会話による関係性…。物語そのものはいずれもサラッと軽いけれど、そこに静かに流れる独特の雰囲気に酔いしれる心地良さを味わうのが楽しい。ただ、肝心の晴明の活躍が今回はあまりないのがちょっと寂しいかな。変わらずロマンチストな博雅君は安心感がある(笑)「博雅よ、お前は良い男だな」

2020/01/11

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