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壁の男 (文春文庫)

壁の男 (文春文庫)

壁の男 (文春文庫)

作家
貫井徳郎
出版社
文藝春秋
発売日
2019-11-07
ISBN
9784167913786
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壁の男 (文春文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

タイトルも、文庫裏の内容紹介も、私の興味センサーを微塵も刺激しない。大切な読友さんのレビューが目に飛び込み、それだけが私の興味を刺激した。結論は...大傑作!『誰が何のために壁に絵を描いているのか』という謎は早々に解明し、残る350頁で何を紡ぐのかと心配になる。第二章で描かれる家族の哀しき宿命に私の心は激しく痛んだ。力が抜け、崩れ落ちそうになる。人が己の内に隠そうとする過去の傷や劣等感。壁とはあるいはそれらの象徴なのか。男が壁に絵を描き続ける理由、最後に迎える真相に脳天を貫かれたのは私だけではない‼️🙇

2020/09/29

アッシュ姉

民家の壁に大胆に描かれた奇妙な絵。子供の落書きのような絵が町中へ広がっている不思議な光景。なぜ彼は絵を描き続けるのか、なぜ人々は彼の絵に惹きつけられるのか。男の半生を紐解いていくことで明かされる。時系列と語り手を変えながら過去へ遡り、思いもよらない着地点へ辿りつく。エピローグを前にぷつんと終わった印象だが、疑問点はすべて氷解したので不満はない。完結と筆をおき倒れこむ作者の姿が浮かぶような終わりだった。静かな力作長篇。

2020/04/27

ワレモコウ

原色で平坦な、幼稚園児が描いたような絵が、民家の壁に書かれた町があるとネットで評判になり、フリーライターの私が興味を持って訪れるが、作者の伊苅は寡黙な男で取材も断られてしまう。調べていくうちに、どんどん伊苅の絵に魅了されていくライター。しかし、ライターの調べから真実が明かされていくわけではないという、ちょっと変わった手法。伊苅と町の人々との関係、過去の辛い背景、両親との関係。それらが繋がり、そしてラストに何故伊苅が下手な絵を描き続けているかが明らかにされる。久々にやられた!って思った。切ないが良い作品。

2020/09/12

yomineko

これは、、、凄い!主人公は外壁にめちゃくちゃな絵を誰に反対されても描き続けるという設定で、これがどう進むのか、貫井さんだから物凄い期待して読んでました。やっぱり期待通り!!!それが、こうつながるんだと感動です!教えて下さった読友さんに大感謝です!

2020/08/25

カブ

町中の家の壁に稚拙な絵を書く男、伊苅。彼がなぜ絵を描くのかを執拗に取材するノンフィクションライターの私。取材では明かされない伊苅の悲しい過去がだんだん明かされていく。その過程で、才能の有無で人の価値は決まらず何をしたかが大事ということ、人を好きになるとこ、家族とはなど多くのことを教えてくれる。最後、なぜ絵を描き続けるのかがわかって感動し涙。

2020/01/20

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