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科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました (文春文庫)

科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました (文春文庫)

科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました (文春文庫)

作家
朱野帰子
出版社
文藝春秋
発売日
2019-11-07
ISBN
9784167913823
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科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました (文春文庫) / 感想・レビュー

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よっち

自社の非科学的な商品にダメ出しをしたばかりに、最も行きたくなかった商品企画部に島流しになった大手電器メーカーに勤める科学マニア羽嶋賢児。その真っすぐすぎる科学愛が騒動を巻き起こすお仕事小説。苦い経験をさせられたり振り回された過去から、似非科学を否定し空気を読まずに正論を言って衝突する賢児。正しければいいというものでもないという現実と、科学好きを拗らせてしまう要因となった複雑な事情…こんな人が周囲にいたら疲れそうですが、科学研究を巡る厳しい事情も語られていたりで、理想と現実のバランスを取るのは難しいですね。

2019/12/27

ネコタ

「賢者の石、売ります」改題。似非科学を批判する主人公の賢児は家電メーカーでマイナスイオンドライヤーを企画する部署。マイナスイオンを批判しまくり、会社では浮く。そして家では姉に妊娠のリスクについて熱く話す。タイトルのマイナスイオンの話よりも妊娠のリスクの話の方が目立ってたかな。子供時代、親友の譲との関係が楽しそうだった。

2020/01/28

rosetta

★★★☆☆似非科学をズバズバ斬る様な話を期待していたら全くただのお仕事小説だった。親子姉弟、会社の上司同僚らとの人間関係の煩わしさの方が扱いが大きい。ま、プラセボ効果っつーものもあるんだし、未開人(小説中で主人公が似非科学に騙される連中を呼ぶセリフ)は勝手に騙されてばいいさ、と思わないでもない。何しろ最大の似非科学である宗教というものが全く地上から姿を消す気配がないのだから。

2020/06/01

hisa_NAO

『わたし、定時で帰ります。』の作者が描く、色々こじらせ男子31歳が主人公のお仕事小説。単行本時は『賢者の石、売ります』を改題。ラノベっぽい書名と表紙絵だけど、読後感含めて少々重い。 科学好きだけど、数学出来なくて科学者になる夢を諦めた主人公。論理に頼るあまり他人や家族とも上手くコミュニケーション取れなくて。 某一流電気メーカで、トンデモ科学なマイナスイオン家電の商品企画を任されて。科学を信奉するアイデンティティと仕事の間で葛藤する。母・姉・同僚・元カノ。女性脇役が皆良い味だしてます。

2021/04/05

そうたそ@吉

★★★★☆ 科学が好きなあまり、世の中の似非科学を駆逐しようとさえ思ってしまうような賢児が、マイナスイオンのようなまさに似非科学というものを扱った美容家電を主力としている家電メーカーの部署に異動してしまうストーリー。お仕事小説ではあるものの、科学に固執するあまり、人の心がないかのように言われてしまう賢児が人間的に成長していく話としても面白い。随所に見られる似非科学の話題も非常に面白い。総じてライトに描かれているものの、読み応えはあると思う。

2020/03/10

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