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妖し (文春文庫 お 42-51)

妖し (文春文庫 お 42-51)

妖し (文春文庫 お 42-51)

作家
恩田陸
米澤穂信
村山由佳
窪美澄
彩瀬まる
阿部智里
朱川湊人
武川 佑
乾ルカ
小池真理子
出版社
文藝春秋
発売日
2019-12-05
ISBN
9784167914103
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妖し (文春文庫 お 42-51) / 感想・レビュー

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starbro

好きな作家の作品が多く収録されているので、読みました。武川 佑のみ、初読です。妖しい幻想短編集、オススメは、阿部 智里『李果を食む』&朱川 湊人『フクライ駅から』&乾 ルカ『かぐわしきひと』の3篇です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167914103

2020/07/09

KAZOO

今しゅんの作家10人による題名のとおりのアンソロジーです。「妖し」というのは言いえて妙で、怖いというのでもなく、不気味というのでもないなにか現世とは別なものを感じるということなのでしょう。作家さんによって読んだあとの感じがそれぞれ異なります。米澤さん恩田さんの作品が読みなれているせいか印象に残りました。

2020/03/02

ちょろこ

全部良かった、一冊。豪華作家陣で紡がれる「妖し」。どの作家さんもあの手この手で攻めてきて全部良かった。恩田さんの 店の主人ご夫婦の絡み合う視線が漂わせる妖しい瞬間は読み手の心をものすごく掻き立てる瞬間。この一瞬で読み手にあれこれ想像させる、その描き方が巧い。小池さんはさすがなジメっとした雰囲気と読後感。そして意外にも一番苦手かなって思っていた村山さんが一番好みだった。赤いほおずきと昼間の喧騒のしじまが魅せる妖しの瞬間はもちろん、せつなさポイントを刺激しながら氷が背筋を伝うような瞬間、これがたまらなかった。

2020/05/24

ひさか

オール讀物2013年10月号阿部智里:李果を食む2018年8月号恩田陸:曇天の店、村山由佳:ANNIVERSARY、彩瀬まる:マイ,マイマイ、朱川湊人:フクライ駅から、武川佑:細川相模守清氏討死ノ事、9月号:小池真理子喪中の客、11月号乾ルカ:かぐわしきひと、2019年8月号窪美澄:真珠星スピカ、米澤穂信:わたしキャベンディッシュ、と2018,19年8月号の特集妖し競作が中心の10編のアンソロジー。村山さん、窪さんの不思議度が高く抒情的なお話が良い。米澤さんのバナナのお話は興味深く、ラストが怖いです。

2022/04/15

アッシュ姉

十人十色の妖しアンソロジー。意外にも好みだったのは初読みの村山由佳さん、窪美澄さん、乾ルカさん。マイベストは村山さんのANNIVERSARY。これ大好物。お目当ての彩瀬さんは奇妙で不気味、朱川さんは暗黒の怖さ、小池さんは貫禄の巧さ。なかなか当たりのアンソロジーだった。

2020/11/11

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