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ネメシスの使者 (文春文庫)

ネメシスの使者 (文春文庫)

ネメシスの使者 (文春文庫)

作家
中山七里
出版社
文藝春秋
発売日
2020-02-05
ISBN
9784167914363
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ネメシスの使者 (文春文庫) / 感想・レビュー

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SJW

死刑判決を免れた殺人犯の家族が殺され、現場には「 ネメシス」(復讐の神)の血文字。死刑制度を社会問題として提起する中山さんの傑作司法ミステリー。殺人事件の被害者家族、加害者遺族、囚人、判事、検事、裁判判決に憤るネットの声を登場させて、各々の会話が小気味良く、また重かったりととても考えさせられた。どんでん返しもあり、単なる殺人事件ではないので、最後の顛末は予想外だった。

2020/06/10

キムトモ

死刑制度の賛否をベースにネメシスの名を借りて復讐劇が始まり…あなたでしたか〜〜からの最終目的は…ってお話。考えさせられる内容で死刑制度の可否の国民投票が実施されたら自分はどちらに投票するだろうか〜〜と考えてしまいます…「テミスの剣」と連続で読み入ってしまいました…(ノ-_-)ノ~┻━┻渡瀬警部の弟子アンデッド古手川のお話へ〜〜

2020/03/23

KAZOO

中山さんの最新の文庫でかなり問題意識を持たせてくれました。事件の加害者家族殺人事件、あるいは被害者問題、死刑制度等などです。それをほかの作品で出てくる刑事二人と検事が事件を解明していきます。温情判事といわれる人物も出てきてどうして死刑にしないのだろうと思わせたりします。最後の本当に中山さんの小説でおなじみのどんでん返しがあります。私も判事の意見に賛成で、刑務所での終身刑とほかの軽い刑の人は分けていくべきだと思いました。

2020/02/27

のり

過去に重大事件を起こしながら死刑判決を免れた加害者家族が立て続けに殺害された。遺体の側に「ネメシス」の地文字が…犯人の目的は義憤なのか?司法システムに対して投てきされた爆弾。社会に問う死刑制度。被害者・加害者家族どちらにとっても悪夢は続く。捜査にあたった「渡瀬」が読みきれなかったとは…奥深い作品だった。

2020/08/07

かみぶくろ

抜群に面白い司法ミステリー。そもそも司法システム自体が人間の理性と感情のせめぎ合いで作られた矛盾や葛藤をはらむ創作物である以上、筆力のある作家が料理すればこの上なく面白くなりうる題材なのだろう。なにより、殺人と憎しみと復讐は人類がずっと付き合ってきた課題である。俯瞰的な視座を保ったまま時にするどく個人の内面に迫る作者の筆や構成力もお見事な、とても満足度の高い作品だった。

2020/10/03

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