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勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)

作家
千葉雅也
出版社
文藝春秋
発売日
2020-03-10
ISBN
9784167914639
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勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) / 感想・レビュー

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シッダ@涅槃

久しぶりの読了報告である。◆1度単行本版を読んでいるので、我にとっては自明( ̄^ ̄)ゞ(忘れてることも多々あったが)。ただ、勉強において読書ノートを作るとき、「正確な引用と出典を明記すること。自分の“解釈”と混同する」と言った内容があり、そこは衝撃。最近歳のせいか勘違いが激しくなっているので(^_^;)。◆Evernoteやアウトライナーといったアプリの活用を勧めているのだが、使い方の図解とか欲しかった。そして個人的には“手書き”で色々やって見たい。◆繰り返し読むべき本だと思う。

2021/04/25

またの名

「貧困に苦しむ人がいない世界」という言葉も考えたらポエムではと俯瞰しつつ全ての言語活動を等置する視点により、言葉遊びに過ぎない文字の組み換えから哲学や学問が生まれる事実を重視。増補された芸術制作論は詩の才能を、「健康な」記号的抽象的な言語使用にいくらかトラブルを抱えるがゆえに可能と見立て、周囲の環境のノリに無自覚なまま言語を制御されてる状態からの解放が病的な危うさスレスレな冒険なのを示唆。アイロニーもユーモアも中断させる方針に「若い人がダメになって壊れるのがイヤで本を書いた」と語るドゥルーズの姿が浮かぶ。

2020/04/19

大先生

この内容で累計6万部突破するとは…。日本人は頭いいか、モノ好きかのどちらかですね(私見では後者かと。苦笑)。だって、「本書はドゥルーズおよび精神分析と、分析哲学(における言語論)を架橋する議論の萌芽的なもの」ですよ!皆さん、ノリが良過ぎでは?ということは、ある意味、この本買って正解。この本を読んで「来たるべきバカ」に変身した方がいい人でしょうから。あ、「来たるべきバカ」だから買ったのか…もうよく分かりません。確かに識別不能。この本を読んで土屋賢二先生がナンセンス一歩手前を攻めてたのかと、気付きました(笑)

2020/08/02

うちこ

わたしは自分が仕事を通じて居場所を探していた20代30代の頃に長く小説が読めない時期があって、その理由を「他人の人生や物語に思いを重ねる余裕がなかった」と振り返っていたけれど、そんなかわいいもんじゃなかった。 読めるようになったのはなぜか。この視点から探ってみたら、自分のなかの独裁者をひとまずぶち込んでおく檻を、いつの間にかこしらえることができていた。どうやらそういうことみたい。 補章の「小説的に世界を捉える」を読んだら、自分の状態を振り返ることができました。頭の中で起きたことを説明されちゃった感じ。

2021/04/08

かがみ

本書は勉強の本質とは「自己破壊」であるという。本書の提唱する「ラディカル・ラーニング」はまず人が無自覚的に依存する「環境のコード」から「言語」を切り離し、次に「享楽」に揺さぶりをかけていく。こうした過程を繰り返すことで人は「来るべきバカ」に変身する。「来るべきバカ」とはハイデガーの言う「来るべき土着性」を想起するタームだが、本書が示す「勉強」の過程は極めて洗練された精神分析的実践でもある。受験対策などの「事務処理」としての勉強ではなく「思考する快楽」としての勉強は世界の見え方を確実に変えるはずである。

2020/04/12

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