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嵯峨野花譜 (文春文庫)

嵯峨野花譜 (文春文庫)

嵯峨野花譜 (文春文庫)

作家
葉室麟
出版社
文藝春秋
発売日
2020-04-08
ISBN
9784167914691
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嵯峨野花譜 (文春文庫) / 感想・レビュー

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chantal(シャンタール)

生花の才に溢れた大覚寺の少年僧胤舜は実は後の老中、水野忠邦の庶子であり、母とも引き離され出家したと言う出自から感情を表さない。師匠に「美しさはあるが心がない」と言われ、人のために花を生ける修行に励む。生花だけでなく、人としても成長していく。京都の寺や四季の美しさ、和歌や能、伊勢、平家物語。花は人々や歴史の傍にいつでもその命を輝かせていたのだなあ。「迷わず生き抜くことに人の花がある」桜は決して儚く散って行くだけではない。短い時間に命の喜びを迸しらせているのだ。誰もが人生に美しく花を咲かせているのだ。

2020/09/12

きょう

各編に花の絵の中表紙がありました。先に花材を見てから活ける過程を楽しむこともできるかも。大覚寺の僧侶、生け花を所望する女性、みなみなが訳ありで、自分では生き方を変えられない。読み進める中で窮屈に思うことも度々でしたが、植物はまさしくそこに咲くしかないのだなと思い至りました。

2021/02/15

にこ

嵯峨御流の話かな?と読んでいました。習っていたので。胤舜は本当に父親を許せたのかな?それにしても敵が多い。源助が頼もしい。

2021/02/10

coldsurgeon

少年僧が、自らの生け花修行を通じて、彼を取り巻く世間の情を学び行く成長物語。ひとの心を見る修行として他者のために花を生ける。活花はひとが手を掛けることにより想いを添えて美しさを益し、ひとの心を慰めるものとする。花の美しさだけを活けているのではないのだろう。花の命そのものを活けて、ひとの心を打つ活花となる。著者最後の作品。

2020/07/18

たけはる

前から気になっていた本。茶道、華道、武道などなど、何かの道に邁進する人はよいなあ。最初は大人しいばかりだった胤舜が、ラストには父親に向かってきっぱり意見できるほど成長していくのも微笑ましい。そして萩尾お母さんの限りないやさしさよ。まさに慈母でした。

2020/06/25

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