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祈り (文春文庫)

祈り (文春文庫)

祈り (文春文庫)

作家
伊岡瞬
出版社
文藝春秋
発売日
2020-06-09
ISBN
9784167915100
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祈り (文春文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

はぁ・・なんてこった。またしても文庫改題作。5年前に読んでいるのだが、あの頃、「よくわからない」と感想を挙げていた私。今回解説まで読んでやっぱり「なんだかなぁ」の感想しか出て来ない。伊岡さんだから期待して再読だったが、人は見た目だけでは判断できないのだ。騙されるなと言ってやりたい。自分に不思議な力が備わっていたとしたら・・とは思うものの『普通』ってなんだろうね。

2020/06/15

のり

不思議な力を持つ為に苦悩が続いた「春輝」と何をするにも中途半端で斜に構える「楓太」。東京での暮らしも対人関係に苦しむ二人が出会い、取り巻く環境が動き出す。この二人の心の隙間に入り込もうとする悪党達。特に春輝は大事な人達との急な別れが多く、多くの傷を抱えながらも静かに暮らしたかっただけなのに…不要な能力の為に嫌がらせの山。様々な人間模様がみれたが最終章だけ理解が追いつかなかった。

2020/10/23

bunmei

イヤミスタッチの井岡作品。但し、全面に残酷さや卑劣さを強調した『代償』程のイヤミスというより、人の弱さや孤独、人生の挫折がクロスする中での内面的な心理を描いたヒューマンドラマ。そこにエスパーな要素も加わり、内容に深みを増している。また、2人の主人公の人生を交互に並行して描き、各章ごとに場面は変わるのに、サクサクと読み進める筆致、次第に2人の運命がリンクしていく展開は、更に読者を引き込む。そして、全ての登場人物が、それぞれに存在感を示して、最後には回収されていく人物設定にも、井岡作品らしさが窺える。

2020/11/30

ふう

500㌻近くを一日で読んでしまいました。おもしろいのと、先が気になって。特別な力をもっているけど、その力ゆえに目立たぬよう平凡に生きる春輝。そんな力も運も無さそうな冴えない颯太。この二人の関りとタイトルの意味は何だろうと考えながら読み、読み終えてまた考えてしまいました。これは作者の祈りなのでしょうか。それとも『ダニーボーイ』と歌う母親の祈りなのでしょうか。何だかもやっとしたものが頭の中に引っかかっていますが、寂しく美しい歌を聴いて、これ以上悩まないことにします。鶴巻と真澄が魅力的でしびれました。

2020/09/09

スエ

アパレルメーカーに勤める楓太と、変わった能力を持つ春輝。 全く関わりの無かった二人が、ある昼下りに公園で出会う。 ミステリーでもファンタジーでもなく。二人を通して男の生き様が見られる。淡々と進む話に読む手が止まらない! 最後に残ったのは「夢」か「希望」か…。

2020/10/02

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