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宗麟の海 (文春文庫 あ 32-8)

宗麟の海 (文春文庫 あ 32-8)

宗麟の海 (文春文庫 あ 32-8)

作家
安部龍太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2020-10-07
ISBN
9784167915735
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宗麟の海 (文春文庫 あ 32-8) / 感想・レビュー

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優希

大友宗麟というとキリシタン大名という印象が強いですが、信長より早く南蛮防衛を行い、宣教師からの知識を導入するなど色々動いていたのですね。その結果、九州の覇王として駆け上がったのでしょう。波乱の人生でありながら、キリストに支えられたその生涯を描ききった作品だと思います。

2022/06/09

てつ

安部氏の小説は、普段あまり接してこなかった人物に焦点をあて分かりやすく描いてくれる。大友宗麟の名前はキリシタン大名として知られているが、その実はキリスト教と距離をおいて考えても堂々たる戦国大名であり、名君である。そこに内なる信仰の力が加わり、大国を作っていく。名君の例に漏れず、後継者に恵まれなかったことが残念でならない。

2020/11/07

優希

再読です。大友宗麟の波乱の生涯に引き込まれます。キリシタン大名という印象しかなかった宗麟ですが、信長より先に南蛮貿易を行ったりしているなど色々動いているのに興味を持ちますね。宣教師により新たな知を得て九州の覇者へと駆け上がるのが痛快ですね。面白かったです。

2023/04/13

如水

大友宗麟と言えば『キリスト教に耽溺し、失脚した大名』と言うイメージが先行しがち(江戸時代にそのイメージを擦り込んだ、と言うのが分かる)ですが、隠居する迄(此処がミソ)は九州六ヶ国太守、最後の九州探題、毛利撃退etc…と華々しい戦績で、ポルトガルなんかは信長、秀吉、家康よりも地名が高いと言う…どう考えても『傑物』と言える方です。イメージって怖いですね、改めてこの著書で思いました。話は二階崩れの変直前から。義鎮から宗麟に変名後の化けっぷりに注目です。そして毛利元就との謀略合戦。流石にそれは…と思う所も💧

2022/03/25

時代

大友宗麟。名はよく聞くがその活躍はほとんど知らなかったので、お勉強も含めて楽しめた。キリシタン大名と言われるが、そういう背景があった訳ですな。痛快とまでは言えないが、戦国初期の雄であったと記憶しておこう◯

2020/11/13

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