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芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 (文春文庫 に 18-5)

芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 (文春文庫 に 18-5)

芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 (文春文庫 に 18-5)

作家
西村賢太
出版社
文藝春秋
発売日
2020-12-08
ISBN
9784167916121
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芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 (文春文庫 に 18-5) / 感想・レビュー

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こうすけ

西村賢太が、デビュー作以来、自分だけのために書いたという作品。芥川賞受賞からメディアで引っ張りだこになるなかで、原点である師匠・藤澤清造と自分自身を見つめ直す。

2022/07/17

澤水月

A賞受賞後4年の冬、藤澤清造が狂凍死した地近くで稲垣潤一に酔いつつ「没後弟子」として緩み意識する表題作。小説執筆動機は「弟子を名乗るなら、少なくとも…ある程度の認知度は備えた書き手にならねば」と晒すも、自身の目先に囚われていたと自戒。その日の決意を深堀りした「追われなかった夜の彼方で」では「自分の作なぞ、どうで誰も読みやしない」「でも、消えてたまるか」。併載作では服装を「ダメ人間を演じるため」と率直に明かす村崎百郎み。DVや罵詈雑言なく合わぬ読者は「読まなくていい」、本書は「別格」とまで自負の分水嶺の書

2023/02/28

ピンガペンギン

文学館で買ってきた2冊のうちの1冊、もう片方は「苦役列車」。「苦役列車」は男の性の直接的描写、コンプレックスの強烈さなどで読みづらかったのだが、この本はかなり気分よく読み進められた。(読みづらい本が良書ということもある)西村賢太は芝公園六角堂跡で43歳で凍死した藤澤清造の没後弟子を自認していた。その原点に立ち返ることを心に誓うまで。藤澤が死んだ正確な場所を知るために東京市街図をいくつも入手したこと。能登の七尾にある藤澤の墓に月1度墓参していたこと。「通り一遍の展墓ではない。→

2023/02/23

ぽち

「あえて夜郎自大に言いますが、これが合わず、何も汲むところがなければ、もう僕の作は読まなくていい、縁なき衆生です」この本に関するこの項でトータルテンボスとそのパクリyoutuberのことを絡めて書きたいと思いながら読んでいたのだけど宝焼酎を飲みながらなので忘れた、登録数分内及び本文が明らかにコメント欄への追記がある様に明白も関わらずナイスを踏む輩も同様で、引用に惹かれ本書のみ流し読みしたところでなんの役にも得にも時間潰しにもならないただの浪費であろうから読むのならばわたし同様にせめて単著刊行順に購めて読み

2022/05/29

naotan

うわ、めんどくせえと思いつつも読んでしまう。上向きなラストが良いですね。

2021/03/11

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