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敗れざる者たち (文春文庫 さ 2-21)

敗れざる者たち (文春文庫 さ 2-21)

敗れざる者たち (文春文庫 さ 2-21)

作家
沢木耕太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2021-02-09
ISBN
9784167916503
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敗れざる者たち (文春文庫 さ 2-21) / 感想・レビュー

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スポーツ物を読みたくて、この名作の新装版を丁度見つけ手に取った。昭和50年頃に書かれた著者の原点ともいえる短編集。昔読んで記憶に残っている話も。燃え尽きないボクサー・カシアス内藤、天才打者・榎本喜八やランナー円谷幸吉の悲劇等、アスリートの陰の部分に迫った文章は、今でも瑞々しくて古びた感じが無く、胸に突き刺さる。沢木氏の本は若い頃に沢山読んだが、作品に籠められた美学の様な物が、自分の価値観の深い所に影響を与えていることを改めて感じた。著者の後書きと、著者と交流し影響を受けたという北野新太氏の解説も良かった。

2021/10/21

のり

センスと努力があっても、表舞台で輝くスターになれるかどうかは、その選手の持って生まれた運もあるのだろう。あと一つのところでチャンピオンになれなかったり、2番手で選手生命を終えたり、注目されず地味に選手生活にピリオドを打ってしまったり。はたまた一度は表舞台で光を見たとしても、栄光の後には寂しい人生が待っていたり…どちらかと言えば光ではなく陰の部分に焦点を絞って書かれたスポーツノンフィクション。切なさの残る余韻。

2021/08/21

gtn

「クレイになれなかった男」の一篇。エディ・タウンゼントいわく、彼が育成した選手の中で一番うまかったは、藤猛でも海老原でもなく、カシアス内藤らしい。だが、「ガッツがない」とも付け加える。リングでも相手に最後の一撃を加えない彼に著者はもどかしさを覚える。だが、矢吹丈のような試合をさせて、灰になった場合、後の全人生を背負う覚悟が著者にはあるのか。敢えて敵にとどめを刺さないのは、欠点ではなく、個性、美学、そして生い立ちの苦労に裏打ちされた優しさのように感じる。

2021/05/15

ken

大好きなスポーツ物のノンフィクション自分の年代よりちょっと昔の人達が主人公で輪島功一の話が一番好き。円谷幸吉の遺書が全文載っているが胸が締め付けられる。

2022/07/02

ポン

解説 北野新太さん。あとがきⅡ 二十数年にわたる沢木さんフリークなので、北野さんと思いが重なります。沢木さんの作品の歴史を読み、未来の作品にも思いを馳せました。 介護施設にいる父にも差し入れました。何が良いか迷いましたが、やはり自分の一番好きな作家を。と、飾っておくだけでも絵になるかなと思い。

2021/02/24

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