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影ぞ恋しき 下 (文春文庫 は 36-13)

影ぞ恋しき 下 (文春文庫 は 36-13)

影ぞ恋しき 下 (文春文庫 は 36-13)

作家
葉室麟
出版社
文藝春秋
発売日
2021-04-06
ISBN
9784167916725
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影ぞ恋しき 下 (文春文庫 は 36-13) / 感想・レビュー

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優希

江戸の権力闘争に巻き込まれる清四郎。蔵人も江戸に危機を救うために向かうのを見ると、清四郎のことを認めているのだなと思います。夫婦、親子、友の絆が美しい。これが最後の長編だと思うと感慨深いです。

2023/02/15

うさこ@タッタカタ

よかった。このおわり方で 九州へ逃れる時女に変装すれば良いとやいのやいの言われて、その後姿を消した清四郎。そんなに嫌だった?みたいな受け取り方一瞬してしまった。な、わけない。

2022/02/16

G❗️襄

涙無しに本を閉じられない。感動に涙、今は亡き葉室氏に涙、そして巡り会えた喜びに涙、三重涙に胸が締めつけられる。姿は歴史時代小説、その実、究極の人間愛。武士道を飛び越え、人の道へ昇華させ、夫は、妻は、人は、かくありなん。今の世と近世を対峙させ、私達への問い掛けの矢が撃ち込まれる。葉室麟の真の愛が精緻にして骨太に、死の淵を彷徨いながらも魂心の言葉で囁やかれていた。正に命懸けの遺作となった。もうこの先新たな作品は無い。雨宮蔵人三部作に葉室麟の影を偲ぶしかない。〈 高砂や相生の松老いて未だ 影ぞ恋しき影を並べん〉

2022/12/31

ginkan2

生活環境が変わり、一月は一冊も読みきれませんでした。久しぶりの読了、投稿です。 このシリーズも完だと思うと淋しい。 第一巻では切なくもありましたが、こうまで崇高な景色になるとは。 千代と藤左衛門もなんか良い。

2022/02/01

katsu

三部作の最後を飾るに相応しい良作。最後だから蔵人が死んでしまうのではないかと心配しながら読んだが何とも素晴らしい結末。「わが夫、雨宮蔵人の命はさほどに安うはございませぬ」に痺れた。

2023/11/10

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